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2012年6月28日 (木)

いにしえ(1) Long long ago(1)

「いにしへの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に にほひぬるかな」
 小倉百人一首にも出てくる歌です。高校時代、私は近鉄奈良線がテリトリーだったのと、奈良公園には結構いろんな虫が見られたので、たびたび奈良を訪れました。その中でなかなか面白いのは春日大社。。。何やら作業をしている巫女さんです。
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 ここの巫女さんの衣装、なかなか凝ってます。藤の花のかぶりものと襟元のデザインが独特。。。この時は案内の宮司さんの許可を得て撮影しました。。。
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 春日大社の回廊には吊灯篭が約1000基!!! これは比較的古いものです。最も古いものは平安時代の関白・藤原頼通が1038年に寄進したとされるものですが、現物は残っていないそうです。1600年の関が原の戦い前後のものはいくつか見られます。
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 これはかなり新しい最近の吊灯篭。。。金色にピカピカ光っています。数百年前のいにしえの人々が祈りをこめて寄進した吊灯篭と、現代人が祈りをこめて寄進した吊灯篭。。。時代を超えた共存が、なんとなく不思議に調和しています。。。2月の節分と8月の14・15日にはこれら1000基すべての吊灯篭と3000基すべての石灯篭に灯が点され、なかなか荘厳です。
 下世話な話題になりますが、この灯篭1基を吊るすのに、いくらくらいかかるんでしょうか?こんど奈良在住の人間に聞いておきます。。。
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2012年6月25日 (月)

国蝶(3) National Butterfly(3)

 「ちょうちょ」というと、ひらひらと優雅に飛び、何となく柔らかいイメージがあります。ところが国蝶オオムラサキはこういったイメージとは真逆・・・勇壮でたくましい印象です。花を訪れることはなく、カブトムシやスズメバチに混じってクヌギの樹液を吸っているのをよく見かけます。このクヌギの樹液、発酵して強いアルコール臭を放つこともあります。ということは、オオムラサキはかなりの呑ん兵衛。。。

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 さて、前回は国花の紹介をしましたが、今回は「国鳥」、国を代表する鳥です。日本の国鳥はご存知でしょうか? 正解は「キジ」です。丹頂鶴やトキではありませんので、お間違いの無いように。。。
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 「も~もたろさん ももたろさん♪ お腰につけたきび団子 ひとつ私にくださいな♪」有名な童謡「桃太郎」の一節です。この物語には桃太郎のお供として鬼が島に鬼を退治に行くイヌ・サル・キジの姿が描かれています。
 
 国鳥も日本では法律などで決められたものではありません。あくまでも慣習的なものです。戦後、日本がアメリカに占領され、GHQの統治下にあった時、野生生物課が設置され、有名な鳥類学者であるオースチン博士が課長に就任しました。その時、当時の農林省で狩猟法を改正、文部省では愛鳥思想の普及教育をすすめることとなり、いわゆるバートウイーク(5月10~16日頃)が設定されました。
 これらの動きに伴い、日本鳥類学会では国花サクラと並ぶ国鳥を決めようという案が持ち上がり、多数の支持を得たキジが国鳥に選定されました。
 ちなみにキジが選ばれた理由として、人里近くに住み、人々の目にふれる機会が多いとか、桃太郎をはじめ古来から日本人に親しまれているなどの理由以外に、食べて美味しいという理由が含まれていたのも、食糧不足であった当時の世相を反映して非常に興味深いところです。キジは現在でも猟鳥であり、狩猟の対象にされています。

ちょっと世界の国々の国鳥を見てみましょう。。。
<アジア>
・キジ科  日本     キジ
       インド     インドクジャク
       
       スリランカ  セイロンヤケイ
       ネパール   ニジキジ

・タカ科  モンゴル   オジロワシ
       インドネシア ジャワクマタカ
       フィリピン   フィリピンワシ

・カラス科 ブータン   ワタリガラス
       韓国     カササギ

<アフリカ>
・タカ科  ザンビア   サンショクウミワシ
       ジンバブエ サンショクウミワシ
       南スーダン サンショクウミワシ

・ツル科  ウガンダ  ホオジロカンムリヅル
       ナイジェリア カンムリヅル
       南アフリカ  ハゴロモヅル

・ハト目  モーリシャス ドードー(17世紀に絶滅)

<ヨーロッパ>
・キジ科  フランス  雄鶏
・カモ科  デンマーク コブハクチョウ
       フィンランド オオハクチョウ
・ハヤブサ科  アイスランド シロハヤブサ
・コウノトリ科  ドイツ     シュバシコウ
・トキ科   オランダ  ヘラサギ
・ツグミ科  イギリス  ヨーロッパコマドリ
・ツバメ科  エストニア ツバメ
        オーストリア ツバメ

<アメリカ>
・タカ科   アメリカ   アメリカハクトウワシ
        パナマ   オウギワシ
        エクアドル アンデスコンドル
        コロンビア アンデスコンドル
        チリ     コンドル
・ハヤブサ科 メキシコ カラカラ
・フラミンゴ科 バハマ  フラミンゴ
・ハチドリ科  ジャマイカ フキナガシハチドリ
         トリニダードトバゴ ハチドリ

<オセアニア>
・ダチョウ目  ニュージーランド キーウィ
・スズメ目   パプアニューギニア ゴクラクチョウ

 やはりいろいろ特徴があるようです。全体的にはワシの仲間が多く、地域的にはアジアはキジやクジャク、アフリカはツル、南米はコンドルといった傾向が見られます。またフランスは変わっていて、雄鶏が選ばれています。

 ところで日本は「国魚」も選ばれています。ニシキゴイですので、お見知りおきください。
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2012年6月22日 (金)

国蝶(2) National butterfly(2)

 オオムラサキ。。。日本国を代表する蝶です。発生時期は6~7月、雑木林で注意していると結構その雄姿を目にすることが出来ます。

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 ところで日本を代表する蝶はオオムラサキ。で、日本を代表する国花はサクラです。サクラという呼び名は古事記に由来します。桜の霊「此花咲耶姫(このはなさくやひめ)」が最初の種を富士山に蒔き、その名前が「さくら」になったそうです。国花であるサクラも法律で定められたものではありません。ただ、日本の国民性にマッチし、日本人の感性に最も合った花であるため、日本の国花に異論を唱える人はいないでしょう。
「敷島の 大和心を 人問わば 朝日に匂う 山桜花」 本居宣長

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世界各国の国花、ざっと見てみるとこんな感じでしょうか。。。それぞれの国の特徴が出ています。

<アジア>
アフガニスタン      赤チューリップ
イスラエル        オリーブ、シクラメン
イラク           赤バラ
イラン           バラ、チューリップ
インド           ハス

インドネシア       ジャスミン、胡蝶蘭、ラフレシア
カンボジア        稲
サウジアラビア     バラ
シリア           ダマスクローズ
シンガポール      バンダ(蘭の一種)

スリランカ        ハス
タイ            ナンバンサイカチ
韓国           ムクゲ
台湾           ウメ
北朝鮮          モクレン

トルコ           チューリップ
ネパール         シャクナゲ
パキスタン        ジャスミン
バングラデシュ     スイレン
フィリピン         ジャスミン

ブータン         メコノプシス(青いケシ)
ベトナム         ハス
マレーシア        ハイビスカス

<アフリカ>
エジプト         ネッタイスイレン
ガーナ          ナツメヤシ 
コートジボワール    ヤシ
シェラレオネ       アブラヤシ
スーダン         ハイビスカス

セネガル         バオバブ
チュニジア        ジャスミン、アカシア
マダガスカル      ポインセチア
モロッコ          バラ
リベリア          コショウ

<ヨーロッパ>
イギリス(イングランド) バラ
イギリス(ウェールズ)  ラッパスイセン
イギリス(スコットランド) アザミ
イタリア          ヒナギク、シクラメン
オーストリア       エーデルワイス

オランダ          チューリップ
スイス           エーデルワイス
スウェーデン       スズラン
スペイン          カーネーション
スロバキア        ジャガイモ

ドイツ           ヤグルマギク
フィンランド        スズラン
フランス          アイリス、ユリ
ブルガリア        バラ
ベルギー         チューリップ

ポーランド        パンジー
ポルトガル        バラ、オリーブ、ラベンダー
ロシア           ヒマワリ、カモミール

<北米・南米>
アメリカ合衆国      セイヨウオダマキ
カナダ           サトウカエデ
コスタリカ         カトレア
グアテマラ        ラン
ハイチ           ダイオウヤシ

パナマ           ラン
メキシコ          ダリア
アルゼンチン       アメリカデイゴ
コロンビア         カトレア
ブラジル          カトレア

 などなど。。。地域によって特徴があり、アジアではジャスミンやハス、ヨーロッパ~中東ではバラやチューリップ、アフリカはヤシ、北欧ではスズラン、南米ではカトレアが人気のようです。

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2012年6月21日 (木)

バブル。。。 Bubble...

 しかしやっぱり、モーターショーって、バブルな雰囲気がありますね。。。

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2012年6月19日 (火)

国蝶 National butterfly

 日本を代表する蝶、「国蝶」に、オオムラサキが選定されています。これは法律などで決められたものではなく、あくまでも慣習によるものです。

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 オオムラサキはかなり大型の蝶で、翅を開くと10cmにもなります。その飛び方は豪快。縄張りを持ち、侵入してきた者に対しては、たとえ鳥のようなものであっても追い出そうと追飛します。また、花を訪れることはなく、クヌギなどの樹液にカブトムシやスズメバチとともに集まっているのがよく見られます。。。

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 日本を代表する蝶、国蝶を定めようとする動きがあったのは戦前、1933年のことです。学者の間で結構な議論になってしまい、なかなか決まりませんでした。この時、候補にのぼった蝶がいくつかあります。すなわち、いかにも勇壮で美しく、また当時日本の領土であった台湾や朝鮮半島にも分布するオオムラサキ、皇室にちなんだ名前がついているミカドアゲハ、世界中で日本の本州だけに産し、春一番に現われ春の女神とも呼ばれるギフチョウなどが候補でした。

<皇室にちなんだ名のミカドアゲハ>
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<春の女神ギフチョウ>
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 この議論はほぼオオムラサキで決着しそうに見えたんですが、ある学者から異議が出ました。すなわち、「国蝶というからには、一般の人たちにも広く名が知れ、できるだけ普通にその姿が見れる種類にすべきだ。そういう観点から、アゲハチョウがよいのではないか。」という意見です。国蝶の議論は、今で言う「オタク」の間での議論、このような意見は、その盲点をついたものでした。

<誰でも、どこでも見られるアゲハチョウ>
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 そして時代は第二次世界大戦へ・・・このような世情のなか、戦争が激しくなり、国蝶どころではなくなってしまいました。
 戦後1956年になり、日本で初めて蝶をデザインした切手が発行されたんですが、そのときの図案がオオムラサキでした。これが既成事実となり、オオムラサキが国蝶に選ばれることとなりました。

<日本で初めて蝶をデザインした切手>
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 ところで、わざわざ国を代表する蝶を選んでいるような国が他にあるんでしょうか? 実はほんのわずかしかありません。マレーシアの「アカエリトリバネアゲハ」、それと台湾の「フトオアゲハ」くらいです。このうちアカエリトリバネアゲハはものすごくシャープでビビッドなデザイン。。。いかにも南国の蝶という雰囲気です。いつか、その飛ぶ姿を見に行きたいものです。。。

<マレーシアの国蝶アカエリトリバネアゲハ。国蝶を定めている国はほとんどない。>
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2012年6月16日 (土)

いずこの世界も・・・(5) Anywhere...(5)

 いずこの世界もオスはメスを追いかけます。。。ところで、これはすごく貴重な写真なんです。貴重というよりもむしろ困った写真かも。。。
Anywhere the male runs after a female...This is a rare and embarrassing photograph...

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 というのは、もともと日本にいたのはこの黒っぽい蝶。ゴマダラチョウです。
This is original Japanese species.
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 ところが、近年になって南関東を中心とした低山地~都市部に見られるようになったのがこれ。。。アカボシゴマダラです。朝鮮半島~中国大陸に分布し、日本には奄美大島にしかいませんでした。日本の本州で見られるようになった経過は不明ですが、人為的に持ち込まれた可能性も高いです。。。他の生物でもブラックバスやカミツキガメなど、人為的に持ち込まれた生物が野に放たれ、本来の日本の生態系に影響を与えて問題となっているケースがしばしば見られます。
But recently we came to see this species at the low mountain district or urban area. Perhaps someone brought them from China or Korea.
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 これらの写真はすべて2011年5月22日に神奈川県藤沢市で撮影したものです。このままいくとどうなるんでしょうか? ゴマダラチョウとアカボシゴマダラの雑種が飛ぶようになる? 経過を見守るしかないですね。。。

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2012年6月13日 (水)

いずこの世界も・・・(4) Anywhere...(4)

いずこの世界もオスはメスを追いかけます。。。これはオオゴマダラ。。。
Anywhere the male runs after a female...

Dsc_0479 オオゴマダラはオスとメスの翅の模様はほとんど同じ。。。飛んでいてもなかなか区別がつきません。でも蝶にはすぐわかるみたいです。
This species has the same appearance in both male and female.

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 翅を広げると10cmを超える、かなり大型の蝶で、ゆったりとふわふわ飛びます。このため、海外では「空飛ぶ新聞紙(Flying newspaper)」などと呼ばれたりしています。
Their size are more than 10cm and flies slowly. Therefore sometimes they are called "Flying newspaper".

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2012年6月10日 (日)

いずこの世界も・・・(3) Anywhere...(3)

いずこの世界もオスはメスを追いかけます。。。ツマムラサキマダラです。
Anywhere the male runs after a female...

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 この蝶はセオリーどおり、オスが目立ち美しいです。紫色に輝く部分が大きいのがオスです。この蝶の紫色の輝きは、見る方向によって色が変わるため、飛んでいる姿はなかなか幻想的です。
This species is orthodox. a male is more beautiful than a female.  It is a male that the parts shining in purple are big. The purple parts of this butterfly changes brightness by a direction to look at.
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2012年6月 7日 (木)

いずこの世界も・・・(2) Anywhere...(2)

いずこの世界もオスはメスを追いかけます。。。ナガサキアゲハです。
Anywhere the male runs after a female...

Dsc_0371 一般的に、蝶はオスのほうがメスよりもきれいで、目立つ色をしています。ところがナガサキアゲハは逆。メスのほうが華やかです。。。理由はよくわかっていません。
As for most butterfly species, a male is more beautiful than a female. But this species is different case. Female is more beautiful. The reason is unclear.

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 ともかく、黒いオスが白くて目立つメスを追いかけます。。。

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2012年6月 6日 (水)

アップ(2) Close up(2)

 望遠レンズって便利です。かなり離れているのに、このくらいアップに撮れます。。。女性が緊張しなくてすみます。。。
The telephoto lens is convenient. We can take picture by big size from the remote position... It don't gives a women tension...

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2012年6月 4日 (月)

いずこの世界も・・・(1) Anywhere...(1)

いずこの世界もオスはメスを追いかけます。。。これはツマベニチョウ。
Anywhere the male runs after a female...

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時には複数のオスが1頭のメスを追いかけることも。。。
Sometimes some males run after one female.
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※実は蝶の数え方は、正式には「1頭」「2頭」と数えます。牛や馬など大型動物と同じです。一般の人は「1匹」「2匹」でいいんですけど、学術論文などになると、「頭」を使う場合が多くなります。由来はよくわかりません。ただ、「頭」を使うと専門家っぽく見えたりします。。。

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2012年6月 2日 (土)

初夏の花 Flowers of the early summer

 このブログを見て、結構ひんぱんに更新されていると思った方。。。実はそうではないんです。1ヶ月くらい先までまとめて更新予約してあります。ヒマな時にまとめて作業してます。。。
 他の人のいろんなブログを見ていると、日記風のものが多いんですね。でも、あれって毎日そのつど更新しないといけないので、結構大変だと思うんですけど。。。私のやり方だと、日記ではないのでまとめて更新予約も可能、ずぼらな人間向きです。。。

 というわけでクチナシとキョウチクトウ。。。どちらも庭園などでよく見かける樹木ですが、なぜか人気薄で地味な存在。。。本州では6~7月の梅雨時に咲くんですが、沖縄では3月末に開花のピークを迎えます。
このクチナシは栽培品種ではなく、野生の原種なので、ずいぶん花びらが細いです。でも、独特の香りが強く、ジャングルの中でも個性を発揮しています。

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 そしてキョウチクトウ。。。排気ガスに強いので、よく道路際の街路に植えられています。この植物は体内に猛毒を蓄えていますので、ご注意を。。。
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 ネッタイスイレンです。夏場の花のイメージですが、これも沖縄では年がら年中咲いています。。。涼しげでありながら、優雅な花です。
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 そして、どういうわけかネッタイスイレンのつぼみには、ショウジョウトンボがよく止まっています。居心地がいいのかな。。。
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