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2013年4月21日 (日)

現代用語の基礎知識(2)「やばい」

 先日、少しあわててしまって、カメラ・レンズ・ノートパソコンを入れたバッグを落下させてしまいました。やばい!!! 一瞬ひやっとしたんですが、大丈夫でした。でも、ほんとに冷や汗ものでした。

 “やばい”という単語は、このような時に使うものだと思っていました。何か不都合なことが起こりそうという、悪い予感。そんなニュアンスです。ところが最近ではこれが変わりつつあります。「この景色、やばいくらいきれい
!!」といった言い回しです。ここには悪いニュアンスはありません。むしろいい意味です。この場合、やばい=すごい という意味になってしまっています。

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 良い意味にせよ、悪い意味にせよ、“やばい”という言葉は、普通ではない状態を表しています。そういう意味では、私はやばいくらいの写真を撮りたいし、ある意味やばい人間でありたいとも思います。

 ところが日本人って、やばいくらい突出することよりも、むしろ普通や平均的であることに結構こだわるんですね。人並み・人と同じ。そういったことに価値観を見出す人も多いです。このことを強く感じたのは、子供の頃に起こった2つの事件です。

 ひとつはまだ幼稚園の頃。私は左利きなんですが、これを矯正されました。今でこそ左利きはサウスポーなどと言って個性のひとつとして理解されていますが、当時は「左ぎっちょ」。差別やいじめの対象にもなります。そのままにしておくという選択肢は無く、強制的に箸や鉛筆を右手に持たされました。一種の身体障害のような扱い方だったと思います。当時は精神的・肉体的にかなりの負担でしたが、今となっては良い面もあったのかな・・・と思っています。というのは、かなりの場面で私は左右両手を使えるからです。ただ、幼稚園児に対してこういった行為は大きな負担となります。また、どうしても矯正できず、反抗的な性格になった同級生もいました。右利きの人。一度、丸一日すべての作業を左手でやってみてください。どれほどのストレスか、よくわかると思いますし、これを幼稚園児に強制することがどういうことなのか、理解できると思います。

 もうひとつの事件は中学生の時。私は昆虫採集が好きでした。ところがこの時の担任だった英語の教師が「何ぃ
!! 中学生にもなって昆虫採集!! あほかお前!! そんなことしとったら受験に失敗するぞ!! そんなあほなことしとるヒマがあったら勉強せんかい!!」という反応だったんです。私はこの英語の教師を拒否し、英語の勉強を放棄しました。おかげで家庭訪問に来たり、結構大変でした。

 それでも何とか高校にもぐりこみ、そこの生物の先生から、「昆虫が好きであれば、大学は○○大学、△△大学など、農学部のあるところに進めばよい。たいてい農学部に昆虫学の講座がある。卒業生は□□分野や◎◎分野で活躍している。」と言われ、感動した覚えがあります。やはり先生というのはこうでないといけないと思います。また一方で、英語の教師が嫌いなために英語の勉強そのものまで放棄してしまったことは、後々非常に反省しました。英語は外国の人々とコミュニケーションを取る大切なツールです。この遅れを取り戻すのは、結構大変でした。

 こんなことがあってから、私は平均・人並みに合わせないといけないという発想に、いささか疑問と反発を持つようになりました。すなわち、人にはそれぞれ個性があるんです。いろんな人間がいて、それらの人間の一部の側面を数値に置き換え、たまたま出てきたのが平均値です。なにもわざわざ平均値に合わせないといけないという理由はどこにもありません。

 みなさん。やばい人間になりましょうよ。。。やばいくらいのものがなければ、人の気持ちを動かすことも出来ませんし、新しい発想も出てきません。人から珍しいと言われる人間こそ、個性的なのだと思います。




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