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2014年1月25日 (土)

カフェイン Caffeine

 植物は動けません。外敵がやってきて食べられそうになっても、走って逃げることは出来ません。では、外敵からどうやって身を守るかというと、体内にいろんな毒物を貯め込むことになります。

 一般にどの植物も毒性を持つ物質をかなりたくさん体内に貯め込んでいます。これはキャベツやダイコン、ホウレンソウといった、私たちがよく口にする野菜類でも同じです。その種類と量は、よく話題になる残留農薬の比ではありません。それよりもはるかに多い毒物が野菜類には含まれています。

 こんなことを書くと野菜を食べなくなる人が出てきたりするので困るんですが、基本的に心配はありません。長生きするには、あるいは健康的な日常生活をおくるには、偏食せず、様々な食べ物をバランスよくいただく事。これで問題は全くありません。むしろサプリメントに頼ったりしていると将来的にロクなことにならないかと心配になります。

 それはともかく、タバコに含まれるニコチン、ジャガイモに含まれるソラニン(ジャガイモの芽に含まれる毒素です)、ダイコンに含まれるイソチオシアネート、そしてこれからお話しするコーヒーやお茶に含まれるカフェイン。いずれもそれを食べた生物に対して何らかの影響を与え、量が多いと死に至るような物質です。特にコーヒーなどは、一杯のコーヒーの中には一年間に摂取する残留農薬より多くの発がん物質が存在すると、がん研究の権威であるエイムズ博士が述べています。ただ、これを理由にコーヒーを制限するのも馬鹿らしいことです。コーヒーに含まれる発がん物質は、実際にがんを引き起こすのに要する量からみるとまだまだ微々たるもの。それよりも人間の精神の安定に寄与する効果の方がよほど大きいです。


<コーヒーの果実>

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 カフェインはコーヒーやお茶に含まれるアルカロイドの一種で、その急性毒性は比較的高く、薬事法では「劇薬」に指定されています。食品に含まれるカフェインの量は大体次のようなものです。

食品                        カフェイン量

緑茶 235ml                 30-50mg
紅茶 235ml                         47mg
インスタントコーヒー235ml     62mg    
豆から炒れたコーヒー235ml  95mg
コカ・コーラ 350ml                35mg
ハーゲンダッツアイス 1/2カップ 30mg

 一方、体重1kgあたり200mgのカフェインを一時に投与すると、半数は死に至るとされ、計算すると体重50kgの人間がコーヒー約100杯を一気に飲む量に相当します。。なんでこんなものを人類は好んで飲むのか? 理由はわからないんですが、私もコーヒーは良く飲みます。気分転換・気付け薬・理屈抜きで美味しい・・・こういった作用があります。


<お茶の花>

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 どの植物も毒性のある成分を含んでいます。これは宿命的なものです。たまたまカフェインが含まれていると、人間の精神衛生上、プラスの効果を生みますが、かなり毒性が高い物質であることは間違いないです。ですが、そんなデータにいちいちとらわれず、バランス感覚を持って飲み食いすることが必要なんではないでしょうか?

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