« 流し目 Flirtatious glance | トップページ | 組み合わせ Best match »

2014年7月25日 (金)

雅な名前 Elegant name

 少し前に「かわいそうな名前」の植物を集めてみました。今回は気を取り直して、雅(みやび)な名前の植物に触れてみたいと思います。

 まずはホタルブクロです。「ほたるぶくろ」と平仮名で表記したほうがよいでしょうか?それとも「蛍袋」???一般には、学術的な記載をする際の生物名はカタカナで表記をするという約束事があり、理科系人間の私は、生物名は基本的にカタカナ表記を用いますので、ご了承を・・・。
 この花は袋のような形状をしており、古来、子供が中にホタルを入れて遊んだということに由来しています。東日本では赤紫、西日本では白い花が多く、写真のものは長野県で撮影したので東日本型です。

Dsc_0205

 二番目は「曼珠沙華(マンジュシャゲ)」です。標準的にはヒガンバナと呼ばれていますが、その別名です。曼珠沙華はサンスクリット語に由来する言葉で、「天界に咲く花」という意味です。秋の彼岸の頃に真紅の花が一斉に咲く様子は少し不気味な感じもします。この植物は有毒であるため、ネズミやモグラを寄せ付けません。土葬された遺体を守るためによく墓地に植えられました。妖しげな美しさを持つ花です。

Dsc_0089

 カノコユリです。カノコとは「鹿の子」。すなわち鹿の子供の背中の斑点模様を指します。日本では昔からこのような斑点が散在する様子を鹿の子模様と呼んでいました。カノコユリは九州や四国に自生しており、野生種であるにもかかわらず非常に美しい花を咲かせます。江戸時代には、シーボルトがこのユリの球根をヨーロッパに持ち込み、観賞用の植物として非常に評価が高かったようで、その後の品種改良の原種としても使われました。。。

_dsc_0004

Dsc_0007


 これは湘南海岸に咲く「ハマヒルガオ」です。砂浜に生える植物なので、葉は小さいんですが、地下部がものすごく長く発達しています。ヒルガオ科にはさまざまな種類が含まれますが、どれも良く似た花を咲かせます。もちろんアサガオもヒルガオ科。朝に咲いて昼には閉じてしまうのがアサガオですが、朝に咲いて、昼になってもまだ咲いているのがヒルガオです。花が咲いている様子を「顔」と表現するのが、なかなか面白いと思います。

Dsc_0001
 というわけで、いろんな生き物の名前を見てみると、その名前を付けた人のセンスがわかります。新種の生物を発見したときのために、こういったセンスを磨いておく必要があるかもわかりませんね。。。

|

« 流し目 Flirtatious glance | トップページ | 組み合わせ Best match »

植物」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/584080/60007244

この記事へのトラックバック一覧です: 雅な名前 Elegant name:

« 流し目 Flirtatious glance | トップページ | 組み合わせ Best match »