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2015年4月28日 (火)

沖縄の市場(2) Market of Okinawa(2)

 ビンの中に小さな魚がぎっしり・・・(@_@;)

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 これは「すくがらす」といい、アイゴの稚魚を塩辛にしたものです。。。アイゴは成長すると30センチほどの大きさになるんですが、身体に毒のあるトゲを持っており、肉質も磯臭いため、あまり一般的に食用にされる魚ではありません。ところが沖縄では稚魚をこのように加工します。。。それにしても、よくもまぁこんなふうにきれいにビン詰め出来るものだと感心します。。。

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 そして「すくがらす」はこんなふうにして食べます。沖縄の島豆腐の上に載せ、「すくがらす豆腐」あるいは「からす豆腐」と呼んでいます。。。塩辛なので、特に醤油などはかける必要はありません。泡盛によく合う一品ですが、小さなトゲが後ろ向きに生えてますので、頭から食べるのがコツです・・・(^_^)v

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 ちなみに沖縄の島豆腐は、水分が少なくて硬く、こんなふうに水に漬けずに袋入りで売られています。しかもデカい!!! 1丁1キロくらいあります(@_@;)
 実は内地の豆腐と沖縄の豆腐は、製法が違います。。。

 内地:大豆をすりつぶし、煮てから固める
 沖縄:大豆をすりつぶし、固めてから煮る

 大豆のたんぱく質は熱に弱いため、沖縄方式のように生のまま固めると、たんぱく質がかなり多量に含まれます。これを固めるのはなかなか大変です。重石を使ってしっかりと固める必要があるため、島豆腐は水分が少なくて重くて硬く、独特の味わいを持つようになります・・・(*^_^*)

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 実は、1972年に沖縄が本土復帰した際、この島豆腐が絶滅の危機に瀕しました。というのは、日本の食品衛生法では豆腐の製造方法がこと細かに決められているんです。このため、当時の厚生省と保健所は、内地と同じように「豆腐は水にさらし、絶えず換水を行う」ことを行政指導したのです。

 ところが、沖縄では豆腐を冷たく冷やして食べる習慣がありません。豆腐屋で出来たて熱々の豆腐を買ってくるのが当たり前でした。このため、沖縄には「違法豆腐」が流通し続けることになりました。取り締まりも行われ、工場が強制閉鎖されることもあったようです。

 本土復帰2年後の1974年、沖縄県豆腐油揚商工組合などの働きかけもあり、ようやく法改正され、翌1975年から施行されることとなりました。その改正法の条文が次のとおりです。とりあえず当面の間は許可するという内容ですが、この条文が40年以上たった今も生きています。。。

「・・・成形した後、水さらしをしないで直ちに販売の用に供されることが通常である豆腐とは、沖縄県等の一部地域に慣習として定着している特殊な製造、販売方法による豆腐を指すものであるが、これらの地域においても漸次、冷蔵するか又は飲用適の冷水で絶えず換水しながら保存されたいこと。・・・」

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 いっぽう、私が好きなのは「ゆし豆腐」です。固める前のおぼろ状のもので、このまま味噌汁に入れたり、沖縄そばのトッピングにしたりします。

 ともかく、沖縄の市場はトリビアの宝庫です・・・(^_^)v

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2015年4月25日 (土)

沖縄の市場(1) Market of Okinawa(1)

 これ、何だかわかりますか???

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 これは「いらぶー」。エラブウミヘビのくん製なんです・・・(@_@;)
 グロテスクに見えますが、琉球王国の宮廷料理の流れを汲む、伝統的な沖縄の高級食材です。。。丸まったものと、長いままのものがありますが、かなり硬く乾燥しているので、時間をかけて戻し、いらぶー汁などを作ります。。。

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 これはチラガー・・・(^_^;) 豚の顔面ですね。。。「面(つら)の皮」という意味です。沖縄では豚は鳴き声以外はすべて食べるといわれ、血液を炒めた「ちーいりちー」という料理もあります(@_@;) 貧血に効きそう・・・(@_@;)

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 スモークチラガーもあります(^_^)v 1枚1500円!!!

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 黄色くて、ずいぶん細長い「島にんじん」です。。。かなりにんじんの香りが強いです。。。

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 というわけで、沖縄の市場はトリビアの宝庫です。。。順に紹介していきますね・・・(^^♪

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2015年4月21日 (火)

連続写真 Consecutive photograph

 前回に引き続き、今日もギフチョウの写真です。ギフチョウはスミレの花の上を地べたすれすれに這うように飛び回ります。この状態を連続写真に撮りました。。。

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 この状態で、よくピントが合ってます。ほんとに最近のカメラは優秀です・・・(^_^)v





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2015年4月18日 (土)

春の鉄板写真 Basic photograph of spring

<緊急アップロード!!!(*^_^*)>

 このブログはタイムリーじゃないのが自慢(?)なんですが、先週末撮った写真を急ぎアップロードします。。。(1週間経っているので、やっぱりタイムリーじゃないですね(^_^;))

 皆さん方は春といえばどんな風景を思い浮かべますか?私は何といってもこれ!!! カタクリの花を訪れるギフチョウです。どちらも春のほんの短いひとときに姿を現す妖精のような存在です。。。

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 これを撮ったのは4月12日。この日だけ晴れましたが、この時期の天候は本当に不安定。。。前後数日間は冷たい雨が降りました。場所は北陸の小松近辺。この時期、日本海側は広い範囲でギフチョウの飛翔が見られます。見掛けはアゲハチョウに似ており、蝶に興味の無い人は写真を見せても区別が付かないようなんですが、写真も現物も、アゲハチョウよりはるかに柔らかい雰囲気です。。。

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 カタクリの花とギフチョウ。。。私にとって、これがないと春が来た気がしません・・・(^_^)v

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 飛べ!!!

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 ギフチョウはスミレの花も好みます。午前中は、地面すれすれをせわしなく飛び回っているのが、よく見られます。。。

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 ギフチョウを探しているときに、突然現れたカモシカ・・・(@_@;)

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 立ち寄った神社で見掛けた、笑う狛犬。。。笑っているように見えるのは、珍しいです(^_^;)

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 この週末は、安部総理が開通したばかりの北陸新幹線に乗り、小松を訪れていたようです。このためホテルが取りにくく、かなり辺鄙な場所に宿を取りました。周りに何も無いので、やむなくホテルのレストランで夕食。。。ちょっとショボかったです(>_<) まあ、こんなこともたまにはありますね(^_^;)

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 今シーズンは、もう一回くらいギフチョウの撮影に行きたいな・・・と思います(^_^)v

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2015年4月17日 (金)

春たけなわ Full swing spring

春たけなわです・・・(*^_^*)

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2015年4月14日 (火)

猛禽類 Raptores

 石垣島の道路を走っていると、カンムリワシが電柱のてっぺんに止まっているのが、よく見られます。

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 ところが、その中にどうもカンムリワシではない猛禽類が混じっています。。。これは「サシバ」。渡り鳥で、日本で繁殖して沖縄・南西諸島を経由し、東南アジアやニューギニアで越冬します。このため一部の地域では非常に大きな集団(万単位!!!)を作ります。石垣島はその中継地点でしょうか?カラスくらいの大きさですが、翼が非常に大きいです。。。

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 そしてこれは「チョウゲンポウ」。胸部の縦長の斑点に特徴があり、ハトくらいの大きさで、ハヤブサの仲間です。面白い名前ですが、語源は不明のようです。この鳥も渡りをするようで、繁殖は主に本州の中~北部、冬季はそのまま居続けるものと、暖地に移動するものがいます。。。

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 石垣島以外でも、よく観察すると猛禽類が見られることがあります。こういったものを探すのも、なかなか楽しいです。。。(^_^;) ちなみに猛禽類とは、鋭い爪と嘴を持ち、他の動物を捕食する習性のある鳥類の総称です。分類学的にはタカ目(ワシ・タカ・ハヤブサ・コンドルなど。トビもタカの一種です。)とフクロウ目に大きく分かれます。非常に面白いことに、ワシ・タカの身体の構造は、フクロウよりもむしろコウノトリ類に近いそうです・・・(@_@;)

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2015年4月11日 (土)

異物同名 Homonym

 私のスマホのアドレス帳を見ると、2人の「hiroko」、2人の「sanae」という人物のアドレスが入っています。結構な数のアドレスが入っていますので、同じ苗字や同じ名前の人間がどうしても出てくるんです。まあ、メールを誤送信することはまずありませんが、それでも気を付けるようにしています。ともかく、違う人物に同じ名前が付いていると、非常に気を使うこととなります。。。

 違ったものに同じ名前が付いていることを、専門用語で「異物同名(Homonym)」と呼んでいます。偶然そうなったものや、意図的に同じ名前が付けられたもの、いろんなパターンがあります。

 下の写真を見てください。これはドイツの市場で撮影したエシャロットです。おやっと思われる方も多いでしょう。というのは、エシャロットと聞くと、多くの日本人は白くて細い、スティック型をした香辛野菜を連想します。ところが本来のヨーロッパのエシャロットは分球性のタマネギで、フランス料理やイタリア料理の香辛料として欠かせないものです。。。

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 一方で、日本で一般的にエシャロットと呼ばれているものは、たいていラッキョウを早いうちに収穫したものです。これは味噌をつけて食べたりすることが多いようです。今から60年ほど前、まだ日本に真正エシャロットが知られていなかった頃、若採りのラッキョウを「エシャロット」として売り出されたものが定着してしまったのです。ラッキョウとして売ると、どうしても日本人は甘酢漬けを想像してしまいます。イメージ戦略が当たったわけですね。その後、ヨーロッパから真正エシャロットが入ってくるようになり、区別するためにわざわざ「ベルギー・エシャロット」などと呼んだりしています。。。

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 意図的に同じ名前が付いてしまうと、面倒が生じる場合も多々あるんですが、たまたま同じ名前になってしまったものもあります。これは島根県宍道湖のシジミですが、正式な和名は「ヤマトシジミ」といいます。河口など、海水と淡水が混ざり合う、いわゆる汽水域の砂地に生息し、日本国内で一般的に食用にされるのは、このヤマトシジミです。ところが琵琶湖に生息するものは完全に淡水中で生活しており、セタシジミという別の種類です。また、中国などから輸入されるものは「タイワンシジミ」が混入していることが多く、食味も劣るうえに各地の汚水中に逃げ出して大量に増殖し、問題となっています。

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 ヤマトシジミには、こんなのもいます。翅を開くと2センチあまりの小さなブルーの可憐な蝶です。翅の表面はきれいな青色なんですが、裏側は一面のごま塩模様で、翅を閉じていると非常に地味に見えます。。。幼虫はカタバミを食べるため、人家周辺によく見られる、身近な蝶です。

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 このくらい違う分類の生物が同名であってもほとんど問題は無いんですが、やはり近いものが同名だと紛らわしいですね。実は私と同姓同名の人物が同じ業界にいらっしゃいます。ただし、漢字で書くと違うんですが。。。でも、専門分野が少し違うので、そんなに問題はありませんでした・・・(^_^;)

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2015年4月 7日 (火)

魚眼レンズ再び・・・ Fish-eye lens again...

 やっぱり魚眼レンズって、ものすごく楽しいレンズです。これは京都嵐山の竹林・・・。

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 巨木の根元に寝転がり、空に向かって撮影すると、こうなります。。。

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 奈良公園の鹿です。数十センチに近付いてみました。

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 テーブルです。魚眼レンズは画角が180度あるので、ほんとは隣りに座っている人の顔も知らぬ間に写すことが出来るんですが、ちょっと今回はそこまでやりませんでした・・・(^_^;)

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 私のクルマに止まっているオオミスジが、こんなふうに写ったり。。。

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 ともかく、今後もますます面白い構図で楽しめそうなレンズです。。。

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2015年4月 4日 (土)

菜の花 Brassica rapa

 自宅で犬を飼っている方。最近はペットブームですので、結構いると思います。この「犬」という動物、実に姿形が多彩です。セントバーナードのようにでかいやつ・チワワやポメラニアンのように小さいやつ・ドーベルマンのように精悍なやつ・ダックスフントのように胴長短足なやつ・チンのように変顔・・・とても同じ種類の動物とは思えません。ところが、雑種犬となるとだいたい同じような顔つき・体つきに収束してきます。もともと犬の原種は雑種犬に近い姿形をしていたのでしょう。それを人間が品種改良を重ね、今のような多種多様な品種を育て上げたというわけです。

 ところで、植物界にも良く似た現象が見られます。例えば、ハクサイ・カブ・コマツナ・ノザワナ・チンゲンサイ・ミズナ・・・。これらは植物学的には同じ種類なんですが、とても同種には見えません。これも人間が品種改良を重ね、作り上げられたものです。そして、これらの野菜を放置しておくと、一定の姿形、犬で言えば雑種犬のようなものに収束していきます。。。

 植物の場合に動物と違うのは、品種改良を重ねていろんな姿形に変化していっても、その花は全く同一の姿を保っていることです。

 例えばこの写真。これはチンゲンサイの花です。葉を見るとチンゲンサイなんですが、花は菜の花そのものです。

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 そしてこれはハクサイの花です。ハクサイは結球するんですが、春になると豪快に結球を割って花茎が伸び、やはり菜の花そのものの花を咲かせます。

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 コマツナです。やはり花は菜の花そのものです。

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 これはカブの花です。根菜類なんですが、花はやはり菜の花そのものです。

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 犬で言えば雑種犬にあたるのがこれ。。。いわゆる菜の花です。今までに挙げたいずれの野菜も、放置しておくとこのような姿に戻っていきます。

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 こういう多彩な姿形のものが存在するのは、人間の欲望に起因するのでしょうか?それとも、単に需要があるからなのか、あるいは好奇心のなせる業なのか・・・。ともかく、それぞれの生物が持つ遺伝子の多様性をうまく利用し、ある意味、神の領域にまで踏み込んでいるのが、我々人類なのだと思います。

 ひょっとして我々人類自身も、我々が理想とする姿形の人間を選択して残していく・・・そんな行為を知らず知らずの間にやっているのかもわかりませんね(@_@;)



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2015年4月 1日 (水)

馬と鹿 Horse and Deer

 今日は4月1日。エイプリルフールといわれる日です。日本語に訳すと直訳では「四月馬鹿」、もう少しもっともらしい訳し方をすると、「万愚節」または「愚人節」などともいわれます。もともとの起源は全く不明らしいんですが、どうやらこの日はうそをついてもよい日らしく、欧米の新聞やテレビでは、もっともらしい大うそ、例えば「宇宙人が攻めてきた!!!」とか、「ペンギンが空を飛んだ!!」などという記事が掲載されたりすることもあるそうです。

 日本語の「馬鹿」。この起源はどうなんでしょうか?これもやはり数多くの説はあるんですが、決定的なものは無いようです。ただ、「馬」と「鹿」の字は借字。すなわち、音が同じなので、たまたまこの字を使っただけです。そういう意味では、馬や鹿といった動物たちにとっては、いささか迷惑な話といえるでしょう。。。

 さて、鹿といえば我々関西人にとっては奈良公園なんですが、最近は北海道でずいぶんエゾシカが増えているようです。確かにクルマで走っていても、よく見掛けます。エゾシカはかなり身体がデカいので、ぶつけるとクルマにも相当なダメージを与えるらしく、レンタカーを借りるときもエゾシカに対する注意を与えられます。

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 エゾシカの顔。なんだか、何か言いたそうな、訴えるような独特の目付きをしています。

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 平和な動物に見えるんですが、そこは野生児。オスの大きな角は戦うためにあります。発情期である秋ともなると、まるで飼育されているかのような奈良公園の鹿でも、オス同士角を突き合わせ、激しく争います。

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 さて、増えすぎているのは北海道のエゾシカ。これを何とかしようと、エゾシカ料理に取り組んでいる店が増えています。私も食べてみました。エゾシカのステーキです・・・(^_^;)

 シカ肉はほとんど癖が無く、すごく淡白で美味です。牛肉のステーキのほうがよほど癖があるように感じます。普段気が付きませんが、牛肉ってかなり癖のある肉だと思います。ただし、やはりエゾシカは野生動物なので、かなりの歯ごたえです。その上、歯と歯の間にスジが引っかかります。なので、あまりお年寄りにはお勧めできません。野生的な歯ごたえ・肉くったぞ~っという感覚を楽しみたい方には最適だと思います。

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 このようなシカ肉の硬さを克服するのは、やはりひき肉でしょう(^_^;) ハンバーグにすると、肉の硬さはなんとかなります。もともと淡白で美味しい肉なんです。

 というわけで、ハンバーグを探したところ、ありました(^_^)v しかも、馬肉と鹿肉の合挽きハンバーグ・・・(*^_^*)

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 馬肉もやはり淡白でクセのない味なので、この組み合わせはなかなかのものです。これを食べた私は、きっとかなり頭が良くなると思います。。。(^_^)v
 馬と鹿の合挽きハンバーグを食べてみたい方、私に直接ご連絡ください。どこで食べれるか、お教えします。きっと頭脳明晰になると思います・・・(^_^)v なお、この項はエイプリルフールの企画ではありません。実在するハンバーグですので。。。

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