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2015年5月30日 (土)

三蔵法師 Buddhist Sanzo

 奈良西ノ京にある薬師寺は、金堂の両側に東塔と西塔を従え、非常に立派な寺院で世界遺産にも登録されています。東塔は薬師寺創建当時より現存している唯一の建物で、1300年を経過しているといわれます。平成21年より31年まで解体修理の予定で現在はその姿が見られませんが、写真はその修理前のものです。また、西塔は1981年に再建されたもので、色鮮やかな姿をしています。いずれの塔も六重に見えますが、これは「裳階(もこし)」と呼ばれる小さい屋根があるためで、実際には三重塔です。。。

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 実は、この薬師寺には、あの孫悟空の活躍で有名な西遊記に登場する、玄奘三蔵が祀られています。三蔵法師という表現は、固有名詞ではなく一般名詞・尊称であり、仏教の経典である経蔵・律蔵・論蔵の三蔵に精通した高僧のことをこのように呼ぶのだそうです。そして、多くの三蔵法師の中で最も有名なのが、玄奘三蔵だそうです。

 薬師寺では、毎年の玄奘三蔵大祭(5月5日)の日没後、万燈供養会が執り行われます。しっとりした雰囲気の燈明で、なかなかよい雰囲気です。。。

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 玄奘三蔵院伽藍の中には、平山郁夫画伯の描いたシルクロード「大唐西域壁画」が雄大に描かれています。4000枚を超えるスケッチを元に約20年かけて描かれた大作です。なかなかの見ものですよ・・・。

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2015年5月26日 (火)

みにくいあひるの子 The ugly duckling

 一般に鳥類は哺乳類と同じく、子育てを行う種類が多いです。親鳥がひなにエサを与える・・・なかなかほほえましい風景です。。。

 ここで鳥の成長をもう少しきちんと見てみましょう。生まれたてで羽毛が生え揃っていない段階を「雛(ひな)」と呼びます。この段階では、まるで肉のかたまりのようで、なんとなくグロテスクです。そのうち羽根が生えそろい、飛べるようになりますが、第1回目の換羽までの間は親鳥とは少し異なる羽毛であることが多いです。この段階を「幼鳥」と呼んでいます。で、幼鳥は何となく美しくありません。というか、親鳥の方が色彩もはっきりしていて目立つ場合が多いんです。親鳥は自由自在に飛びまわれるので、目立つ模様を持っていても天敵から逃れられるため、好き勝手な色をしているんですが、まだ未成熟な幼鳥は経験も少なく、天敵を防ぐ術も身に付けていないからでしょうか? 一般にくすんだ色彩をしています。「みにくいあひるの子」を連想していただければよいかと思います。

 下のタンチョウヅルの写真を見てください。両親に挟まれた幼鳥なんですが、頭部が褐色で、丹頂の名の由来である、赤いアクセントの模様がありません。このため、成鳥のように絵になる姿をしていません。。。

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 そしてこれはエリグロアジサシ。沖縄の古宇利島大橋のまわりを飛び回っていたものを撮影したものです。白と黒のコントラストが鮮やかで、スタイルも良く、すばらしく美しい鳥です。

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 ところがこの鳥も、幼鳥はやはり「みにくいあひるの子」なんです。白と灰色のまだら模様になり、鮮やかな印象はありません。

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 しかし、どこの世界にも例外がいます。南西諸島に住むカンムリワシです。成鳥は全身濃い褐色の羽毛に覆われています。

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 これに対し、幼鳥はかなり白い羽毛が目立ち、美しいです。日本の猛禽類の中では、飛び抜けて美しい種類なのではないでしょうか?

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 翼の裏まで白いです。。。

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 というわけで、白いカンムリワシを探すのも、なかなか面白いものです・・・(^_^)v

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2015年5月23日 (土)

珍品 Very rare

 野菜・果物の花の中には、一般の人がほとんど見たことも無いようなケッタイな花があります。ちょっとそんなのを集めてみました・・・(^_^;)

 これはゴボウの花です。関西人は「ゴンボ」と発音します。。。何かに似ていませんか?そうです。ゴボウは実はアザミに近い仲間です。。。

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 これもなんともケッタイな花ですが、何の花かは想像つきやすいですね(^_^;) パイナップルの花です。。。

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 アズキの花です。大方の人の予想に反して、クリームイエローの花が咲きます・・・(@_@;)

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 紫色のサニーレタスですが、これは花ではありません。種子です。。。レタスの種子はタンポポと同じく、綿毛がついてて風に吹かれて飛んで行きます(^_^;)

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 こういうのは、ご存知でしたでしょうか???

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2015年5月22日 (金)

スーツにスカーフ Suit and Scarf

 定番のスーツにスカーフ。キャビンアテンダントもご用達です。。。

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2015年5月19日 (火)

幸せの黄色い・・・ Happy yellow.....

「幸福の黄色いハンカチ」という映画があります。1977年に公開されたそうなんですが、実は私はその内容やストーリーを全く知りません。私は映画を全く見ない人なんです。というのは、暗いところに多数の人間が閉じ込められる状態が、非常に不安を感じるんです。

 まあ、そんなことは良しとして、これを見てください。

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 これは、「ドクター・イエロー」という、新幹線車両です。高速で走行しながら線路のゆがみ具合や架線の状態、信号電流の状況などを検査するための車両です。。。

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 このような目的で走る車両なので、いつ、どこを走るのかは、なかなか予測をつけるのが難しいようです。このため、見ると幸せになれる・・・などといわれています。。。ほんまかいな???(^_^;)

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 ところで、この花はご存知ですか?けっこうカラフルです。「全然黄色とちゃうがな・・・」と言われそうなんですが、実はこれはウコンの花なんです。。。インド原産で、英語名はturmeric(ターメリック)。根茎に含まれるクルクミンは黄色染料の原料として広く用いられます。ウコンは肝臓に効く・二日酔いに効く・・・などといわれますが、はたしてどの程度の効果があるんでしょうか?度を超して飲めばやっぱり二日酔いはすると思うんですが、「効く!!!」と信じることが幸せの第一歩なんでしょうね・・・(*^_^*)


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 最後はこれ・・・。実はこれもウコンなんです。黄色い色をした、「ウコンザクラ」です。

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 そういえば、清酒「黄桜」のテレビCMを思い出しました。河童が出てくるユーモラスなやつです。。。もう今はやってないんでしょうか?非常に幸せそうな、古き良き時代の日本のテレビCMだったような気がします・・・(*^_^*)

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2015年5月16日 (土)

所変われば・・・ So many countries...

 この貝、なんだか判りますか?

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 実はサザエなんです。。。サザエというと、貝殻に突起が何本も生えた、独特の姿を思い起こすんですが、瀬戸内海で採れたサザエはこのようにつるんとした貝殻です。サザエのあの突起は波に流されないように発達したものだそうで、波の穏やかな瀬戸内海では、無用の長物となります・・・(^_^;)

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 これは島根県宍道湖のシジミです。。。

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 ずいぶん大きくて、最大のものは10円玉をはるかに凌ぐ大きさ!!!(@_@;)
 シジミは10年近くも生きるため、結構大きくなることがあります。肝臓に効くとされるオルニチンや、鉄分を多く含むため、健康食品といわれています。。。

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 そして最後に登場するのはこれ。。。日本最南端の回転寿司店で撮ったものです。

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 現地名では「ギーラ」といいますが、実はこれはシャコガイなんです。。。シャコガイというと分厚くてバカデカい、置物にするようなヤツを想像します。。。

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 この種の貝は珊瑚礁の隙間にもぐりこみ、ほとんど動かずに成長するため、貝殻は頑丈で分厚く、それに比べて身の部分は小さく、外に引っ張り出すと、縮んでさらに小さくなります。。。サザエよりもさらに磯臭く、なかなか刺激的な一品です・・・(^^♪

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2015年5月12日 (火)

地震 Earthquake

 私の家の近くにネパール人がやっているエスニックレストランがあるんですが、やはり地震は大変だったようです・・・(@_@;) 募金箱が置いてあったので、救援募金をして来ました。ともかく、一日も早い復旧を祈念して止みません。。。

 このレストラン、トムヤムクンが土鍋に入って出てくるんです(*^_^*)

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 お昼のランチは、ドデカいナンがおかわり自由!!! しかも美味しい(^_^)v

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 ヘルシーな生春巻きもあります(*^_^*)

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 私の好きな空芯菜炒め(^^♪

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 なかなか良いお店です・・・(^.^)/~~~
 ともかく、地震の被害からの一日も早い復旧をお祈りいたします。。。

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2015年5月 9日 (土)

麦秋 Early summer

 「麦秋」とは、いつ頃の時期をいうんでしょうか?どうやら麦の穂が実り、収穫期を迎えた、初夏の頃をいうようです。麦にとっては収穫の「秋」であることから名づけられたようですが、俳句の世界では夏の季語となっています。。。

 で、麦の穂を見て、どういう種類の麦なのか、区別がつきますでしょうか?まずはこれ、小麦です。英名は「Wheat」、トウモロコシの全世界での年間生産量8億トンについで、6億トン弱という、非常に生産量の多い穀物です。ちなみに日本人の主要食料であるおコメは約4億7千万トンだそうです。。。

 小麦は粉にひき、麺類やパン、お菓子などの原料となります。小麦粉にはグルテンと呼ばれる特有のたんぱく質が含まれ、その質と量により、強力粉・中力粉・薄力粉に分かれます。

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 小麦の次に出てくるのは、大麦です。英名は「Barley」。ちなみに東アジアでは、小麦・大麦・エンバク・ライムギ・ハトムギなど、姿の似通った一連の穀物を総称して「ムギ」と呼んでいますが、ヨーロッパではこのような総称はありません。

 大麦・小麦は「大」「小」という漢字が使われていますが、これにはどういう意味があるのでしょうか?これは粒の大小や草丈の大小ではなく、
 大=本物・品質の良いもの・用途の広いもの
 小=代用品・品格の劣るもの
という、中華圏の接頭語です。同じようなものに大豆・小豆があります。

 大麦は日本では味噌や醤油の原料となるほか、麦ご飯、麦茶、麦焼酎などの原料となります。大麦の穂を上から見ると、穀粒が6角形に並んでいるため、六条大麦とも呼ばれます。写真を見るとノギが長く、美しい集合美を見せる穀物です。

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 ところで大麦の中には、変わり者がいます。上から見ると穀粒が2列しかない、二条大麦です。粒の数が少ない分だけ、1粒の大きさが大きく、発酵にむいています。このため、主にビールの原料となるので、ビール麦とも呼ばれます。

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 おコメは見たことがあっても、麦の種類まではなかなか区別の付く人は少ないのではないでしょうか・・・(^_^;)

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2015年5月 5日 (火)

沖縄の市場(4) Market of Okinawa(4)

 モズクがどっさりと山積み・・・(@_@;)

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 沖縄は海に囲まれているため、モズクが豊富です。古くから三杯酢で食べられていたため、「すぬい」=(酢海苔の意味)と呼ばれていました。沖縄のモズクは太めで、養殖も盛んに行われ、なんと全国の生産量の99%以上を占めます。沖縄でモズクの養殖が盛んになったのは昭和50年代以降なので、私の幼少の頃はもっぱらワカメ酢で、モズク酢の記憶がありません。この他に沖縄ではモズクを天ぷらにしたりすることも多いです。モズクの天ぷらはなかなか揚げ方が難しいようで、店によって美味い不味いの差が大きいです。。。

 この棒状のものはかまぼこです。

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 内地のかまぼこは蒸して作りますが、沖縄のかまぼこは油で揚げるのが基本。このため底に板が付いておらず、さつま揚げに近い雰囲気です。チャンプルや和え物、沖縄そばのトッピング、弁当のおかずによく使われますが、紅白のものはおめでたい行事の際に出されたりします。。。

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 これは「スーチカ」。昔、冷蔵庫の無い時代に豚肉を塩漬けにして保存食としたものです。薄切りにして、さっと網焼きにすると、泡盛やオリオンビールに良く合う一品です。

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 「中味」です。その名のとおり、豚の内臓で、大腸・小腸・胃などが主体です。モノがモノだけに、きれいに加熱殺菌したものが売られています。これに椎茸やこんにゃくを入れ、鰹節やしょうがで味を調えたものが「中味汁」。代表的な沖縄料理ですが、盆・正月・法事の際にふるまう家庭料理という位置付けのため、あまり郷土料理店などでは主流のメニューではありません。このため、中味汁の味を知る人は、それほど多くないと思います。。。

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 ご存知の方も多い、「てびち」です。いわゆる豚足なんですが、沖縄では「てびち」と呼びます。なお、沖縄のおでんには、てびちが必ず入っています・・・(@_@;)

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 沖縄そばなんですけど、ボリュームがすごい!!!(@_@;)

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 ともかく、沖縄の市場はトリビアの宝庫です・・・(*^_^*)

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2015年5月 2日 (土)

沖縄の市場(3) Market of Okinawa(3)

 デカいイセエビを、豪快に売ってます。。。

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 イセエビだけではなく、派手派手のゴシキエビもあります(@_@;) これはイセエビよりもさらに大型です。。。

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 赤いのはアカジンミーバイ、青いのはイラブチャーです。。。アカジンミーバイは沖縄サミットの際にクリントン大統領やプーチン大統領にも出された、沖縄を代表する高級魚。味はイワナやヤマメに似ていると思います。いっぽうのイラブチャーは、なんといってもこの色が特徴・・・(@_@;) 刺身が主流ですが、皮にクセがあるので、醤油+シークワーサー+コーレーグスで食べるのが一番ベストと思います。。。

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 丸ごと皮を剥かれ、目玉だけがこちらをギョロリ(@_@;) これはハリセンボンです。。。沖縄では「アバサー」と呼ばれ、アバサー汁など、汁物にします。。。

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 キハダマグロの刺身がトレイいっぱいにぎっしり・・・(@_@;) キハダだけではなく、さらに高級なクロマグロもあります。沖縄は黒潮が常に流れる海域のため、年中、近海でマグロが獲れ、冷凍せずに水揚げされます。このためマグロの刺身は原則すべて生なので、非常に美味です。個人的には大トロなどよりも赤身が一番いいと思います。。。ちなみに沖縄で獲れるマグロはビンナガ・メバチ・キハダ・クロの順に多く、それぞれ旬の時期が異なるので、いつ行っても新鮮な旬のマグロが生のまま味わえます。高級魚のクロマグロは4~6月に回遊してきますので、ゴールデンウイーク頃に行けばお目にかかれると思います。クロマグロ以外の種類も冷凍していない生なので非常に美味。写真のキハダマグロは熱帯の海に多く、体温を高く保つ仕組みが発達していないので、脂肪分が少なく、ヘルシーでクセのない味わいです。。。

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 マグロの目玉もしっかり売ってます(@_@;)

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 色とりどりの沖縄の魚屋。。。沖縄では獲りたての新鮮な魚を「いまいゆ」と呼び、あちこちに「いまいゆ市場」があります。手前にある少し細長いピンクの魚が沖縄県の県魚「グルクン」です。から揚げやかまぼこにされることが多いのですが、非常に傷みの早い魚なので、刺身にお目にかかることはほとんどありません。。。鯛に似た魚も並んでいますが、これは「タマン」と呼ばれる魚だと思います。。。

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 夜光貝です。サザエに似ていますが、20センチ近くもあって巨大!!!(@_@;)ともかく、世界最大級のサザエの仲間です。 別に夜中に光るわけではなく、屋久島にいるので屋久貝と呼ばれていたのが訛ったものです。肉が恐ろしく硬いため、圧力釜で蒸し、煮物やバター焼きにします。なお、貝殻はけっこうオシャレなので、アクセサリーやランプに使うことも多いようです。。。

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 ともかく、沖縄の市場はトリビアの宝庫です・・・(*^_^*)

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