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2015年5月26日 (火)

みにくいあひるの子 The ugly duckling

 一般に鳥類は哺乳類と同じく、子育てを行う種類が多いです。親鳥がひなにエサを与える・・・なかなかほほえましい風景です。。。

 ここで鳥の成長をもう少しきちんと見てみましょう。生まれたてで羽毛が生え揃っていない段階を「雛(ひな)」と呼びます。この段階では、まるで肉のかたまりのようで、なんとなくグロテスクです。そのうち羽根が生えそろい、飛べるようになりますが、第1回目の換羽までの間は親鳥とは少し異なる羽毛であることが多いです。この段階を「幼鳥」と呼んでいます。で、幼鳥は何となく美しくありません。というか、親鳥の方が色彩もはっきりしていて目立つ場合が多いんです。親鳥は自由自在に飛びまわれるので、目立つ模様を持っていても天敵から逃れられるため、好き勝手な色をしているんですが、まだ未成熟な幼鳥は経験も少なく、天敵を防ぐ術も身に付けていないからでしょうか? 一般にくすんだ色彩をしています。「みにくいあひるの子」を連想していただければよいかと思います。

 下のタンチョウヅルの写真を見てください。両親に挟まれた幼鳥なんですが、頭部が褐色で、丹頂の名の由来である、赤いアクセントの模様がありません。このため、成鳥のように絵になる姿をしていません。。。

Dsc_0374

 そしてこれはエリグロアジサシ。沖縄の古宇利島大橋のまわりを飛び回っていたものを撮影したものです。白と黒のコントラストが鮮やかで、スタイルも良く、すばらしく美しい鳥です。

Dsc_0323

 ところがこの鳥も、幼鳥はやはり「みにくいあひるの子」なんです。白と灰色のまだら模様になり、鮮やかな印象はありません。

Dsc_0334

 しかし、どこの世界にも例外がいます。南西諸島に住むカンムリワシです。成鳥は全身濃い褐色の羽毛に覆われています。

Dsc_0020

 これに対し、幼鳥はかなり白い羽毛が目立ち、美しいです。日本の猛禽類の中では、飛び抜けて美しい種類なのではないでしょうか?

Dsc_0016

 翼の裏まで白いです。。。

Dsc_0273

 というわけで、白いカンムリワシを探すのも、なかなか面白いものです・・・(^_^)v

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