« 2015年9月 | トップページ | 2015年11月 »

2015年10月31日 (土)

キク科野菜の花 Compositae vesitable flowers

 野菜としてメジャーなグループは、やはりアブラナ科とウリ科でしょう。前者はキャベツ・ダイコン・ハクサイ・コマツナ・その他いろいろ・・・後者もキュウリ・カボチャ・スイカ・メロン・ゴーヤ・・・などなど。野菜売り場の主流となる品々が思い起こされます。

 ところが、アブラナ科やウリ科の野菜の花は意外とシンプル。。。黄色一色のものが結構多いです。これに対し、キク科野菜の花はなかなか個性派揃い・・・(*^_^*) これらの花を少しご紹介しましょう。

 まずはシュンギクの花です。関西人の私には「キクナ」という呼び名の方がしっくりくるんですが、典型的な菊の花で、黄色のものとツートンカラーのものがあります。この仲間はヨーロッパでは観賞用として栽培されているため、なかなかきれいな花です。

Dsc_0027

 次はレタスの花です。レタスも品種の分化が著しい野菜で、レタス・サニーレタス・グリーンリーフ・ロメインレタス・サラダ菜などなど、いろいろありますが、基本的に同じ種類の野菜です。写真に示したのは、その中でサンチュの花。。。レタスの仲間の花で面白いのは、咲いた後に出来る種子です。タンポポと同じように綿毛が発達し、風に運ばれて飛んで行きます。。。(^.^)/~~~


Dsc_0090

 ほろ苦くてレタスによく似た味のチコリは、全く異なる花を咲かせます。チコリ・トレビス・エンダイブは同じ仲間。。。花の色は何と、野菜では珍しい青色です(@_@;)

Dsc_0055

 一方、この巨大なアザミは本格的なイタリアンなどに欠かせないアーティチョークの花です。直径は優に10センチを超えます(@_@;) 湿度の高い気候が苦手なので、日本での栽培はなかなか難しいです。

Dsc_0084

 同じアザミの仲間でも、ちょっと地味なのがゴボウの花です。意外に思う方が多いのですが、ゴボウは分類学的にはアザミの仲間です。もっとも、これを野菜として食用にするのは、日本だけだそうです。。。

P1010075

 忘れてはいけないのは、これ。。。フキノトウです(^^♪ フキも立派なキク科野菜です。。。

Dsc_0359

 最後にヤーコンと呼ばれる芋の一種です。フラクトオリゴ糖を含み、甘味があります。

Dsc_0017

Dsc_0032

 というわけで、なかなか多彩なキク科野菜の花でした。。。(^_^)v
 なお、この項を作った直後に「食用菊」というのがあるのを思い出しました(・。・) 刺身のつまに付いている、あれです。食用菊も立派な野菜ですね・・・(^_^)v

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年10月27日 (火)

まむし丼 Mamushi donburi

 日本人の代表的なソウルフード。その一つがどんぶりです。でもこの食べ物、ずいぶん変化が多いんです。

「まむし丼」をご存知ですか?実は私は幼少時にこれが大好物で、私の誕生日にはケーキやその他の子供っぽいメニューではなく、まむし丼を親にリクエストしました。そのまむし丼の作り方なんですが・・・

 まず、どんぶり鉢にご飯をごく少なめに入れ、うなぎを載せます。ここまではごく普通のうな丼と変わりません。

Dsc_0021

 さらにご飯を載せ、うなぎのたれをふりかけます。そうなんです。まむし丼とは、ヘビ料理ではなく、基本的にうな丼です。しかもうなぎをご飯の中にまぶしてあるので、まぶし丼→まむし丼 となったようです。関西では「まむし」というと、うなぎのことです。

Dsc_0022

 さらに我が家では、このうえに海苔を並べます。海苔の香りが利いて、なかなか粋な一品です。。。

Dsc_0023

 50歳を過ぎると、誕生日といってもさほど嬉しくないんですけど、なぜかうなぎを食べると、幼少時の楽しかった誕生日を思い出します。マイ・ハッピー・バースデーですね・・・(^^♪ 何故か私の周囲には10~11月生まれが多く、私の父・母・妹は10月生まれ、そして私と娘は11月生まれです。この時期、どうしても思い出す「まむし丼」です。。。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年10月24日 (土)

ホウレンソウの謎 Mystery of the Spinach

 実はホウレンソウって、かなり大きくなる野菜なんです。長さ50センチくらいになります。スーパーで売っているホウレンソウは、せいぜい25センチくらいでしょうか?でも、そのまま畑に植えておくと、かなりの大きさに成長します。
 野菜の場合、あまり成長しすぎると、硬くなったり、大味になったりすることがままあるんですが、ホウレンソウはそんなことはありません。大きくなっても味や硬さはほとんど変わりません。むしろ分厚くなって食感が良いかも知れない・・・(^_^;)

Sp_dsc_0025

 もうひとつ面白いのは、ホウレンソウは雌雄異株。。。すなわちオスの株とメスの株があるんです。

 オスの株には雄花が咲きます。淡いグリーンの地味な花です。。。

P1010080

 そして当然の事ながら、メスの株には雌花が咲きます。これも淡いグリーンの地味な花なんですが、雄花と比べるとかなり雰囲気が異なります。

P1010079

 ホウレンソウは花が咲くまではオスなのか、メスなのか、区別することは不可能です。このため、あなたが食べたホウレンソウが男の子なのか、女の子なのかは、全く判りません・・・(・。・)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年10月20日 (火)

秋の信州 Shinshu district in autumn

 毎年、この時期は信州の高原地帯に紅葉を見に行くのが年中行事になってしまいました(^_^;) 先週末、行ってきました。。。

 有名な乗鞍高原の大かえでです。ちょうど見頃を迎えていました。

Dsc_0132

 ちょっと魚眼レンズで遊んだりして・・・青空と雲が地球のように見えます(^^♪

Dsc_0048

 かえでの木にピントを合わせるのと、前景のススキにピントを合わせるのと・・・ずいぶん感じが変わります。

Dsc_0334

Dsc_0337

 きれいに雲海が出来ました。。。

Dsc_0388

 今時、こんな温泉は珍しいですね(@_@;)

Dsc_0028

Dsc_0033

 昔懐かしい温泉旅館の夕食と朝食。。。

Dsc_0034

Dsc_0037


 レンゲツツジの紅葉です。。。

Dsc_0138

 落葉松林。。。

Dsc_0150

 また来年も行きたいものです。。。




| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年10月17日 (土)

木綿 Cotton

 面白いものを見つけました。この花、何だと思いますか?ハイビスカスにもちょっと似てますし、オクラとも似てます。。。

Dsc_0052

 正解はワタ。木綿の花です。

Dsc_0055

 この植物は夏が暑く、乾燥する地域を好み、開花後しばらくすると実を結びます。

Dsc_0056

 さらに置くと、実が割れて中からコットンが出てきます(^_^;) この時期に雨が降ると、品質が悪くなってしまうんです・・・(・。・)

Dsc_0050

 その昔、大阪は「河内木綿」といって、木綿の名産地だったんですが、明治時代の半ばには安価な海外産に取って代わり、農業生産としての役割を終えてしまいました。今ではこの植物を見ることすら、難しくなってきています(・。・)



| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年10月13日 (火)

ちょっと大阪に帰ったら・・・ If I return to Osaka a little...

 最近はB級グルメなどという名前が付き、各地のご当地メニューが激戦を繰り広げています。実は大阪にはこういったものが結構豊富です。今回はそういった大阪のB級グルメをご紹介しましょう(^_^;)

 まずは大阪。いきなりコアな一品。どて焼きです。牛スジの串に甘めの白味噌がかかっており、独特の風味です(^^♪

_dsc_0021

 そして串カツ。関東では串揚げなどという呼び方をする場合がありますが、ここはあくまでも「串カツ」ですp(^^)q ソース二度漬け禁止、キャベツ食べ放題のルールがあります。。。

_10dsc_0022

 これは心斎橋筋のとあるうどん屋の天むす定食。天むすというのは、一種独特の食べ物です。うどんのトッピングの青ネギの切り方に注意してみてください。斜め切りで比較的幅が広いです。関西ではこれがスタンダード・・・(^_^;)

Dsc_0021

 これは私のお手製きつねうどん。きつねうどんは大阪が発祥の地です。そばに油揚げを載せるのは「たぬきそば」ですので、お間違いなく。。。うどんの場合、写真のようにとじ卵を入れても美味しいです。暑い時期には、ここに梅干しを加えたりもします。

Dsc_0005

 せこがに。冬の味覚です。松葉がにのメスなんですけど、腹部の外側と内側にたくさん卵を持っており、それぞれ外子(そとこ)・内子(うちこ)といって、なかなかの珍味です。もっぱら味噌汁にしますが、日本酒のつまみとしては最高です(^_^)v

Dsc_0003

 モダン焼き。お好み焼きの中に焼きそばが入っています。。。

Dsc_0391

 とめどなくB級グルメをご紹介しましたが、またそのうちいろいろとお目に掛けたいと思います・・・(^.^)/~~~

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年10月10日 (土)

勲章 Decolation

 先月、私宛に面白いものが宅配便で贈られて来ました。

Jaldsc_0045

 まず、書状が入っていました。某航空会社の社長名での礼状です。搭乗回数が750回を超えた記念とのことです。


Dsc_0041

 そしてメインはこれ。。。亀の甲羅の形をしているので、世間では通称「亀タグ」と呼ばれる、バッグなどに付けるタグです。搭乗回数ごとに色違いとなっており、500回:緑、750回:茶、1000回:赤、1250回:黒・・・となります。今回もらったのは茶色バージョンです(^_^)v

 以前もらった緑バージョンと並べると、こんな感じ・・・(^^♪

Dsc_0042

 750回というと、航空運賃1回2万円と仮定しても1500万円(@_@;) 出張の多い仕事なのでここまで増えたんですが、それにしてもよく乗ったと思います。誰かご苦労さまと言ってくださいp(^^)q

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年10月 6日 (火)

ボケ Bokeh

 関西では「ボケ」というと、一般にあまり好ましくない人間の性質とされています。反応が鈍い・のらりくらり・どこか抜けてる・・・といった雰囲気です。漫才の世界においてもボケとツッコミなどという表現があります。。。

 写真の世界で「ボケ」というと、ピントはずれという意味です。ピンボケ写真といった表現も存在します。ところが、21世紀に入る前後から、この辺の事情が一変しました。料理の世界でのSushiやTempura、アニメの世界のMangaなどと並んで、日本発の表現であるBokehが世界的に通用するようになって来たんです。。。


Dsc_0024

 テクニックとしてのボケとピンボケ写真とは、全く別物です。ピンボケは画面全体がピントが合っていない失敗作なんですが、テクニックとしてのボケは強調したい被写体にぴったりピントを合わせ、その他の部分をボカして、被写体に視線を集めるやり方です。これはかなり幻想的な雰囲気を醸し出します。特に私はリングボケを好みます。点光源をボカすと、幻想的な水玉模様のボケが発生します。この蝶やトンボの写真はいずれもバックがキラキラ輝く水面で、不規則な動きをする点光源なんですが、うまくボカすとこのように写ります。


Dsc_0215

 カメラはもともとヨーロッパで発達したもの。長い間、彼らはボケの存在を許さず、画面の隅々まできれいにピントが合った写真を理想としてきました。こういった写真家の中には、「いかなる被写体にもピントが合っているべき。ピントが合っていないものは外すべき。」と主張する人もいます。ところがボケの存在を認め、新しい表現方法として確立したのは、日本人です。以前から、日本製のレンズはきれいにボケることがひとつの性能として認められていましたが、この価値観が世界に広がりつつあります。。。

Dsc_0023

 私はこのボケという表現方法、人間の生理機能と非常にマッチしたものではないかと思うことがあります。もともと人間の眼は、このボケと同じく、注目しているものははっきり見えるんですが、それ以外の部分はぼんやりしているようです。見えていても見えない。関心のあるものしか見えない。そういった、人の意思・深層心理を反映するような表現方法です。中にはそういう傾向が特に強い人も。。。でも、暗闇の中でぼんやり歩いていると、つまづいて転んだりするおそれがありますので、ボケッとしないで周囲によく気を配って歩きましょう・・・(^_^;)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年10月 3日 (土)

旅 Jourey

 渡り鳥の代表といえば、やはりツバメでしょうか?ものすごく飛ぶことに長けた鳥で、私たちの身近な場所で敏速に飛び回っているのがよく見られます。

Dsc_0105

 ご承知のようにツバメは東南アジア一帯で越冬し、春から秋にかけて繁殖のために日本にやって来て、子育てに励みます。非常に身近なところに営巣するので、親しみのある渡り鳥です。。。

 ところで、鳥だけではなく蝶の仲間にも渡りをする種類があります。日本ではアサギマダラがそれです。暑い時期には日本の高原地帯によく見られ、非常に優雅な飛翔を見ることができます。この蝶、優雅に見えるんですが意外とたくましく、胸部の筋肉がものすごく発達しています。このため捕らえて胸部を指先で強く圧迫してもつぶれることがなく、平気で生きています。飛翔能力も強く、台湾から南西諸島で越冬したアサギマダラは、気温の上昇とともに本土の冷涼地を目指して北上し、時には北海道まで達します。逆に秋季には南下し、暖かい南西諸島から台湾で越冬するという生活を繰り返しています。。。

 これは盛夏期に長野県の美ヶ原周辺で撮影したものですが、そんなに長旅をするようにはみえず、とにかくひたすら優雅な蝶です。

Dsc_0133

Dsc_0134

Dsc_0135

 アサギマダラの飛び方はひたすら優雅で、天女の舞を思わせます。あまりにもフワフワ・ヒラヒラと飛び、その様子がよく目立つので、鳥などに狙われないかと心配になるんですが、実はこの蝶、鳥に襲われることがほとんど無いんです。というのは、アサギマダラの幼虫が食べるのはキジョランやカモメヅルなどガガイモ科の植物です。これらはいずれも毒性の強いアルカロイドを含んでいるため、アサギマダラの体内にも猛毒のアルカロイドが蓄積しています。このため、わざと目立つ飛び方をして、毒を持つことを誇示しているようです。ひょっとして人間の女性にも、こんな人がいるのではないでしょうか?(・。・)

 毒の話はともかくとして、これから寒い季節に向かいつつありますが、気温の低い時期には沖縄などでアサギマダラが見られます。この写真は与那国島で撮ったものですが、やはり低温期に撮ったものです。ちなみにアサギマダラの名称の由来は「浅葱(あさぎ)色のマダラチョウ」という意味です。浅葱(あさぎ)色というのは日本古来の色彩の名称で、ごく薄い藍色~青緑色を指します。葱(ねぎ)の葉の色を薄くした感じ・・・といえば分かりますでしょうか?

Dsc_0079

 長旅をする蝶。。。彼らにとって数千キロの旅は、果たしてどんな意味をもっているんでしょうか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2015年9月 | トップページ | 2015年11月 »