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2016年2月27日 (土)

ラムサール条約 Ramser Convention

 時々、「ラムサール条約」という国際条約がTVや新聞に登場します。どんな条約なんでしょうか?実は「ラムサール」というのは、この条約が作成されたイランの都市の名前です。正式名称は「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」という長ったらしい名前なんですが、これでほぼこの条約の性格がわかります。

 条約の制定は1971年、1975年に発効しているんですが、日本で発効したのは1980年。最初の指定地候補は北海道の釧路湿原でした。今では150ヶ国・1800ヶ所以上の湿地が登録され、日本国内でも2015年現在、51ヶ所が登録されています。

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 釧路湿原はその中でも最も規模が大きく、世界的にも有名な湿地帯です。特別天然記念物であるタンチョウヅルが生息することもあり、国内外を問わず訪れる人も多いです。この地域ではタンチョウヅルは冬場だけではなく、夏季の繁殖地にもなっており、年間を通して見ることが出来ます。

 ところで、見落としてはならないのが「生物多様性(Biodiversity)の問題です。タンチョウヅルが年間を通して生息できる=餌が豊富であるということです。おそらく淡水魚・水生昆虫・水生植物など、かなり多彩な生物が数多く生息しているはずです。

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 「タンチョウヅル」を守るのではなく、「湿原の多様性を守る」という考え方が本筋なのだと思います。単に冬場の鶴の餌を確保するだけでは、生物多様性を確保することにはなりません。このことは他の著名な生物の場合にも言えると思います。「著名な生物を含めた生息地の生物多様性を将来にわたって確保する」ことこそが重要なのだと思います。。。


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