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2016年8月20日 (土)

注意!! Caution!!

 沖縄の道路には、純白のきれいな花を咲かせる樹木が街路樹として植えられているのをよく見かけます。。。

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 これは「オキナワキョウチクトウ」といいます。この木、ニワトリの卵くらいの大きさのマンゴーに似た非常に美味しそうな果実を付けるんですが・・・(@_@) これがクセモノ。絶対に手を出さないでください。触れることもやめた方がいいです。

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 オキナワキョウチクトウはケルベリンと呼ばれるアルカロイドを植物体全体に含んでいます。これがとんでもない毒性を持っているんです(@_@) この木の樹液に触れた手で目をこすると腫れることから、沖縄では「ミフクラギ」と呼ばれています。「ミフクラギ」=「目腫ラ木」です。また、かつて沖縄ではこの木の毒性を利用して漁業に使う、いわゆる「毒流し漁」が行われていましたが、現在では水産資源保護法により、固く禁じられています。。。近縁種はインド等に多く、自殺の木(Suicide tree)という英名を持つ近縁種もあります(@_@) ともかく、このような植物ですので、食べるのを避けることは当然ですが、触ることも避けるべきです。。。

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 本来であれば果実は動物に食べられて種子を拡散させることが存在理由のため、こんな強烈な毒性を持つ果実が存在するのは不自然です。ところがこの果実、ヤシの実と同じように海流によって運ばれ、たどり着いた海岸で萌芽するという生活史を持っているため、食べられると困るわけなんです。つやつやした美味しそうな外観は海水をはじくためです。オキナワキョウチクトウは海岸沿いが主な自生地のため、風雨に強く、台風常襲地である沖縄の街路樹に非常に向いています。このため、よく街路樹として活用されるわけです。ヤシの木なども街路樹として活用されますが、台風によって折れやすく、幹の中に食い込む害虫もおり、また落ち葉が巨大なため清掃が大変です。オキナワキョウチクトウはほとんど虫もつかないため、管理が極めて楽なんです。

 この木の花にはツマベニチョウがよく集まって来ます。花の蜜には有毒成分が含まれていないんでしょうか?そういえば、あのトリカブトの花にもよくクジャクチョウなどの蝶が集まって来ますが、何となく心配になってきます。。。

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