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2017年6月24日 (土)

キアゲハの不思議 Mistery of Swallowtail

 キアゲハは日本では非常によく見かける蝶です。平地から高山帯まで、幅広く分布します。神奈川県の海岸地帯には、砂浜のハマヒルガオで吸蜜し、ハマボウフウで幼虫が育つのを見ることがあります。。。

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 一方で、長野県の霧ケ峰の山頂のような高山帯でもよく見かけます。キアゲハは「山頂専有性」といい、山の頂きを縄張りとする性質を持ちます。このため3000メートル級の日本アルプスのお花畑などでも見ることが出来ます。。。

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 この蝶は街中にもよく姿を現します。下の写真は公園のラベンダーの花を訪れるところです。また、家庭菜園でニンジン・パセリ・ミツバなどセリ科の野菜を作ると、必ず飛来して卵を産み、幼虫の食害に遭遇します・・・(^_^;)

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 さて、キアゲハの世界的な分布をみると、ユーラシア大陸と北米に生息しています。日本列島では北海道~屋久島まで広範囲に分布し、決して珍しい種類ではありません。それどころか、セリ科野菜の害虫として認識されています…(@_@)

 その一方で、ヨーロッパ大陸ではこの蝶は非常に稀です。各国の蝶の図鑑を見てみると、「Protected species」すなわち、天然記念物として保護されています。一体この差はどこで生じるんでしょうか?

 さらにもう一つ言えば、この蝶、クモマツマキチョウというんですが、全く逆の現象が起きています。すなわち、日本では非常に稀。日本アルプスや八ヶ岳に生息し、人が立ち入るのをはばかるような急峻な崖地に生息します。。。

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 この2枚の写真をどこで撮ったのかというと、ドイツのデュッセルドルフ市内です。特にどうということのない高速道路沿いの空き地や、林縁の藪、線路際などに数多く生息しています。通勤電車の窓からも、飛翔する姿を見ることもありました。日本では生息地が局限された天然記念物の珍種なんですが、ヨーロッパではありふれた蝶なんです。。。

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 日本の蝶好きの人たちは、このクモマツマキチョウに出会うために初夏のころ、アルブスの山深く入っていく人も多くいます。ところが私はヨーロッパの様子を見てしまったため、どうしてもわざわざこの蝶を見るためにそのような労力をかけることが出来なくなってしまいました( ^ω^)・・・

 ともかく、ユーラシア大陸の西と東でこのような現象。。。その原因は全く分かりません(^_^;)






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