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2017年8月 8日 (火)

いろはにほへと Irohanihoheto

 いろは歌はすべての仮名を重複せずに使ったすぐれた歌で、七五調で構成され、大乗仏教の「空」の悟りを表した深い意味を持ちます。作者は弘法大師とする説や、様々な諸説がありますが、現時点では詠み人知らずです。。。

 実は私のブログの表題を8月から、このいろは歌から取った「有為の奥山今日越えて(うゐのおくやまけふこえて)」に改めました。ここで少しこの歌の深い意味について解釈してみましょう。。。

○いろはにほへと ちりぬるを(色は匂へど 散りぬるを)

 世の中には苦楽・幸・不幸・損得・美醜が満ち溢れている。匂うような美しい花もいずれは散ってしまう。目に見える現象はすべて夢のまた夢。いずれ変化し、消えてなくなる。虚しいものである。

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○わかよたれそ つねならむ(我が世誰ぞ 常ならむ)

 私自身も、そしてこの世の中の誰もが、どんなに華やかな人生でも、あるいはどんなに悲惨な人生でも、いつかは消えてなくなってしまう。すべてが一瞬の幻である。

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○うゐのおくやま けふこえて(有為の奥山 今日越えて)

 怒り・妬み・愛・憎しみ・願望・欲望・希望。。。山のように数多く渦巻く煩悩も、すべては実体の無い幻想にすぎない。人はこれらを乗り越えていく。

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○あさきゆめみし ゑひもせす(浅き夢見じ 酔ひもせず)

 この人生も、この世界も、すべて実体は無い。そんな夢など見ないようにしたい。幸福や希望に酔ったりもしない。

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 実は、私は若い頃はこの歌があまり好きではありませんでした。何となく、夢も希望も無いように感じられたんです。。。ところが私も定年退職まであと1年半。この歌の重みがひしひしと感じられる今日この頃です。若い頃は体力もあり、一晩休めば次の日は何とかなったんですが、昨今は毎日体調不良との戦いです。自分なりに、ずいぶんとあれこれ乗り越えてきたような気がするので、ブログの表題もこれに変えました。。。皆さんはどう思われますか?



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