« 不思議なビジネスホテル Mysterious Business Hotel | トップページ | 食らう To eat »

2017年8月 1日 (火)

医者 The Doctor

 職業柄、私は医者とよく似た行為をしばしば行います。作物も病気にかかります。その病気を診断し、治療し、または病気になる前に予防する。そういったことを行います。医者もそうなんですが、我々も責任重大です。失敗したら、その損害が莫大なものになる可能性もあります。。。

222

Dsc_0453

333

 実は私は医者にかかることがあまり好きではありません。まあ、好きな人は稀だとは思いますが・・・。自分が普段行なっている行為とよく似たことをするため、医者の一言一言が妙に頭にひっかかったり、いらついたりします。「この時の説明はこうしたほうがいい」とか「これはこういうふうに説明しないと素人にはわからない」とか・・・。ともかくイライラの種です。特に私の顔を見ずにパソコンの画面だけを見ていろいろ判断される場合、そのイライラが最高潮に達します。意外と多いんです。こういう場面。。。

 話は全く変わります。先日、日野原重明さんが亡くなりました。TVや新聞でも大きく取り上げられていましたので、ご存知の方も多いと思います。ご冥福をお祈りします。

 私はあまり物事に対して感動したり、人に対して尊敬したり、そういう気持ちを抱くことが少ない人間です。ところが日野原さんに関しては素直に尊敬します。TVなどの画像をみると100歳を超える年齢で、ひょうきんなお年寄りという雰囲気なんですが、この人の経歴をみるとなかなかの達人です。昭和20年の東京大空襲の際、焼け出された人々の治療に当たられたそうですが、病院に入りきらない多くの負傷者がそのまま野外で亡くなられたとの事。彼はこの時、大災害に耐えられる病院を絶対に作ると誓ったそうです。。。

 時は平成4年。東京の築地に巨大なタワーを伴った病院が誕生しました。聖路加国際病院です。設計したのは日野原重明院長。フロアや廊下はやたら広く、礼拝堂はコンサートが開けるほど。これは採算が取れないと多くの人が笑ったとか。。。

 それから3年後の平成7年3月。大事件が起こりました。地下鉄サリン事件です。約6300名が負傷した無差別テロです。負傷者が多すぎ、東京の大病院の多くが受け入れ不能の状態に陥った時、日野原院長は即座に当日の外来と手術をすべて中止し、被害者のうち640名を無条件で受け入れました。実はこの病院、広いフロアや廊下、礼拝堂に酸素吸入のための配管約2千本を張り巡らし、大災害の発生時に備えていたそうです。彼の言葉を借りると「病院は時として戦場になる」。まさにそのとおりのことが起こってしまいました。

 その他にも、「成人病」→「生活習慣病」に言い換えたのも日野原さんですし、日本で最初の人間ドックを作ったのも日野原さんです。ノーベル賞のような発明をされたわけではありませんが、今ある技術を最大限に生かすシステムを作り上げるということは、偉大な功績だと思います。。。

 合掌。。。

|

« 不思議なビジネスホテル Mysterious Business Hotel | トップページ | 食らう To eat »

いろんなもの」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/584080/65597563

この記事へのトラックバック一覧です: 医者 The Doctor:

« 不思議なビジネスホテル Mysterious Business Hotel | トップページ | 食らう To eat »