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2018年8月11日 (土)

理不尽 Unreasonable

 1972年5月15日に沖縄が本土復帰しています。この時にいろいろ理不尽なことも起こりました。

 例えば「そば」。

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 沖縄の「そば」は旅行客にもすっかりおなじみのポピュラーな食べ物となりました。ところが本土復帰の後、公正取引委員会からクレームが付きました。「そば粉が使われていないものを『そば』と表示するのは問題である。」との指摘です。「そば」と表示するには、そば粉が30%以上含まれている必要があります。

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 当時、沖縄製麺協同組合の理事長が十数回にわたって上京し、担当の官僚と折衝を重ねましたが、全くらちが明かなかったようです。要するに本土の人間にとって、沖縄そばがどんなものなのか、全く認識がなかったようです。その後も折衝を重ね、1977年に沖縄県内のみ通称として「沖縄そば」の名称使用を許可され、1978年には「本場沖縄そば」という表現が条件付きで認められ、ようやく2006年になって「沖縄そば」が地域団体商標として認められました。つまり21世紀に入っても「沖縄そば」の名称は宙ぶらりんになっていたという、理不尽な状況が続いていたということです。。。

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 そして「豆腐」。。。

 本土の豆腐ではなく、沖縄特有の「島豆腐」です。これにすくがらすを載せた「すくがらす豆腐」は私の大好物です。

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 また、沖縄特有の具だくさんの大盛りの味噌汁には、島豆腐がどっちゃりと入っています。。。

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 ところが、この「島豆腐」にも問題が生じました。すなわち、食品衛生法違反です。

 日本の食品衛生法には、豆腐の保存基準として「豆腐は、冷蔵するか、又は十分に洗浄し、かつ、殺菌した水槽内において、飲用適の冷水で絶えず換水をしながら保存しなければならない。」と定められています。このため、冷やすことがなく温かいまま保存・販売・食用にされる島豆腐は食品衛生法違反で販売禁止の危機となりました。。。

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 この理不尽な問題に関してもおよそ2年間の協議の末、「ただし、移動販売に係る豆腐及び成形した後水さらしをしないで直ちに販売の用に供されることが通常である豆腐にあっては、この限りではない。」という但し書きが付与され、島豆腐の販売継続が許可されました。。。

 翁長沖縄県知事が亡くなられました。多分、いろんな場面で理不尽なことと戦って来られたんだと思います。。。
 合掌。。。

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