2018年6月26日 (火)

白と紫 White and Purple

 野菜の花の中には白花と紫色の花があるものが意外と多いです。

 まずはエンドウマメ。。。

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 これはダイズです。。。

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 豆類だけではなく、ダイコンにもあります。普通は白地に少し紫色が入るんですが、純白のものとかなり色の濃いものもあります。。。

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 シソもそうです。。。

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他にもあるんですが、まあ、このくらいで。。。

むふふ。。。

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2018年5月19日 (土)

純白 Pure white

 ジャガイモのことをバレイショと呼ぶことがあります。その語源はどこから来たんでしょうか?ジャガイモ・バレイショのそれぞれの語源はこんな感じです。。。

○ジャガイモ:西暦1600年頃にオランダ船によりジャカルタ港から運ばれた。このため、ジャカルタから来たイモ→ジャガタライモ→ジャガイモとなった。

○バレイショ:漢字では「馬鈴薯」。中国語由来なのか、馬につける鈴に似ているからなのか、「マレーの芋」という意味なのか、諸説あるが不明。

 いずれにせよ、本種はアンデス山脈の高地が原産地なんですが、今や世界中で作られ、膨大な品種が栽培されています。(写真はドイツの店頭風景)

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 さて、そのジャガイモの花なんですが、結構個性があります。かつてマリー・アントワネットが髪飾りに使ったという伝説があるんですが、なかなかきれいな花といえます。。。

<男爵>なかなか美しい花です。。。

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<メークイン>ちょっとまだらの花です。。。

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<アンデスレッド>赤紫色のイモなんですが、花もかなり紫色が濃いです。。。

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<ボッカイコガネ>これもなかなか味のある花です。

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<品種名不明>赤っぽい花です。。。

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<とうや>珍しく純白の花です。。。

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 むふふ。。。

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2018年4月17日 (火)

カラシナはえっち Mustard flowers has a shape of H

 沖縄のコンビニに行くと、「ポーク玉子チキナー」などというおにぎりが棚に並んでいます。この「チキナー」って、何なんでしょうか?実はチキナーというのは、沖縄でよく栽培されるカラシナなんです。正確にはカラシナを塩漬けにしたものがチキナーと呼ばれ、カラシナそのものの呼び名ではありません。。。

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 ちなみにカラシナはこんな地味な野菜です。。。


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 私は野菜・果物の花の写真をコレクションしているんですが、アブラナ科植物はなかなか難しいです。というのは、葉の部分を食べる主要なアブラナ科葉菜類は以下の3つのグループに分かれ、それぞれ非常に多彩な姿かたちに品種改良されて現在に至っています。ところが、それぞれのグループ内で花の形はほぼ同じなので、花だけを撮影しても、どの野菜なのか分からないんです。。。

〇カラシナの仲間:カラシナ・タカナ・ザーサイ・カツオナ(福岡での雑煮の必須食材)など

〇菜の花の仲間:コマツナ・ハクサイ・カブ・チンゲンサイ・ミズナ・ナバナ・その他いろいろ

〇キャベツの仲間:キャベツ・ブロッコリー・カリフラワー・芽キャベツ・ケール・コールラビ・ハボタンなど

 ちなみにカラシナの花をアップで見てみると、こんな形をしています。。。花びらが十字形に並ぶのではなく、H型に並びます。。。何となく華奢で、やや小ぶりなのが特徴です。。。

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 さらにここがポイント。カラシナは葉の付き方がごく素直な感じです。


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 いっぽう、これは菜の花の仲間のチンゲンサイ。。。正確に十字型に花びらが並び、カラシナよりも大型です。。。

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 そして菜の花の仲間の葉の付き方は、ちょっと変わってます。葉が茎を巻くように付いています。。。


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 キャベツです。花の大きさは最も大きく、色はレモンイエロー。淡色なのが特徴です。。。

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 これはブロッコリーの花。全く姿かたちが異なる野菜なんですが、花だけを見るとキャベツの花と区別が付きません。。。

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 芽キャベツの花です。これも同じ。。。

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 野菜ではないんですが、ハボタンの花も同じです。。。


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なかなか写真家泣かせの野菜たちです。。。

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2018年4月 7日 (土)

タイムリー Timely

 このブログはあまりタイムリーではないんですが、今回は例外です。昨日から沖縄本島北部に来てますので、その様子をアップします。様子といっても、あいにくの曇天。曇り空の中で新たな野菜や果物の花をいくつかゲットしたので、それをご紹介しましょう。

 まずは(水前寺菜)スイゼンジナです。金時草(キンジソウともいいます。)沖縄での名前はハンダマ。東南アジア原産のキク科の多年草です。熊本県の水前寺地区で湧き水を利用して栽培されたそうです。見た目の一番の特徴は葉の裏が紫色であること。この色がキントキイモに似ているので金時草とも呼ばれるようになりました。。。

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 次は熱帯果樹。バンレイシです。特徴のある果実で、その見た目から釈迦頭(シャカトウ)とも呼ばれます。中南米原産で、果肉はシャーベット~クリーム状です。果肉には梨に似た石細胞があり、ジャリジャリとした食感があります。。。


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 三番目はレモンの花。もう少したくさん咲いていてほしかったんですが、チラホラとしか咲いていませんでした。柑橘類の花はどれもよく似ています。。。


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 最後はタヒチモンビンという、ほとんど知名度のない熱帯果樹です。マンゴーと同じウルシ科なので、かぶれる人は要注意です。はたしてどんな味がするんでしょうか?(^^;)


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むふふ。。。

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2017年4月25日 (火)

いつ来たか?(5) When does they come to?(5)

 このシリーズも今回で5回目。これでおしまいにしたいと思います。最終回は糖度を必要とする甘い野菜。「果実的野菜」とも呼ばれます。。。

<スイカ>
 スイカの原産地は、何とアフリカです。紀元前5000年頃にはすでに南アフリカで栽培されていました。紀元前1000年頃にはエジプトでも栽培がおこなわれています。10世紀には中国に伝わり、日本には16世紀頃に渡来したといわれています。世界的に見ると中国の生産量が圧倒的に多く、全世界のスイカの2/3が中国で生産されています(@_@) また、イランやトルコの生産量が多いのも特徴的です。。。

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<メロン>
 東アフリカ~中近東が原産地です。古代エジプトや古代ギリシアではすでに栽培されていましたが、寒さが苦手な作物のためヨーロッパ全域に広まったのは14~16世紀以降です。日本で温室メロンの生産が始まったのは大正時代からですが、実はあの「マクワウリ」もメロンの仲間。マクワウリは少なくとも弥生時代には日本で栽培されており、各地の遺跡や土器からマクワウリの種子が見つかっています。。。

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<トマト>
 南米アンデス山脈の高地が原産地です。インカ帝国ではすでに栽培されていました。大航海時代の16世紀にはヨームッパに伝わりましたが、果実が真紅のため有毒植物と思われ、最初はなかなか普及しませんでした。ヨーロッパで広く食用にされ始めたのは18世紀ですので、意外と新しい野菜です。日本へ渡来したのは17世紀頃ですが、当時は観賞用でした。食用として栽培されるようになったのは明治時代以降、一般家庭に普及したのは第二次世界大戦以降です。。。

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<イチゴ>
 野生のイチゴはヨーロッパやアジアにも広く分布し、石器時代から食べられていました。ところが現代のようなイチゴが栽培され始めたのは200年ほど前のことです。北アメリカや南アメリカの品種が交雑したものが起源となります。日本に伝わったのもかなり新しく、江戸時代の終わり頃に一旦伝わりましたがその時には定着せず、明治32年頃にフランスの品種が導入されたのがスタートです。。。

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<パッションフルーツ>
 パッションフルーツは野菜と果物の境界線上にある作物です。日本名はクダモノトケイソウ(果物時計草)です。ブラジル原産で17世紀以降に世界に広まりました。パッション=情熱という意味ではなく、キリストの受難を意味します。花の形がキリストが十字架にかけられた姿に似ていることから名付けられました。日本では明治時代に導入され、沖縄や奄美諸島で栽培されます。。。

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 というわけで、これでおしまいです…(^_^;)








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2017年4月22日 (土)

いつ来たか?(4) When does they come to?(4)

 西洋料理や中華料理に欠かせない野菜はいつ来たんでしょうか?

<キャベツ>
 この野菜はすっかり日本に定着した感があります。豚カツ定食などは立派に和食です。さて、キャベツなんですが、原産地はギリシヤやイタリアなどヨーッパの大西洋・地中海沿岸地域と言われています。古代ギリシヤや古代ローマ時代にはすでに栽培されていたようですが、当時は丸く結球するものではなくケールのような形態でした。結球する品種が出現したのは12~13世紀頃です。日本へは江戸時代に伝わりましたが、広く栽培されるようになったのは明治時代。さらに一般家庭に普及したのは第二次世界大戦以降です。。。


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<レタス>
 レタスもキャベツと同様、丸く結球するタイプは比較的新しいものです。ところがキャベツと違って日本に渡来したのは非常に古く、奈良時代の書物にすでに記載が見られます。地中海沿岸から西アジアを原産地としますので、シルクロードを伝わって来たものと考えられます。結球タイプの丸いレタスは江戸時代末期に欧米から渡来し、明治時代以降に栽培が始まりました。当初は加熱調理されていましたが、現在のようにサラダの主役となったのはやはり第二次世界大戦以降です。

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<ピーマン>
 ご存知の方も多いんですが、ピーマンはトウガラシと植物学的には同じ種類です。カプサイシンの多い品種はトウガラシとなり、カプサイシンのほとんどない甘味種がピーマンやパプリカ、シシトウになっていきました。いずれも熱帯アメリカが原産地で、大航海時代にコロンブスがヨーロッパにもたらし、辛味種のトウガラシはすでに16世紀に日本へ渡来して江戸時代には普及しています。一方、甘味種のピーマンは明治時代になってから伝わり、一般家庭に普及したのは第二次世界大戦以降です。。。


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<ニンニク>
 イタリア料理や中華料理に欠かせないニンニクはタジキスタンやウズベキスタンなど中央アジアが原産と考えられています。ヨーロッパでは古代ローマ時代にすでに労働者や兵士のスタミナ源として支給されていました。中国に伝わったのも早く、紀元前には伝わっていたようです。日本へもすでに8~9世紀頃に渡来していたようです。ただし日本では長らく薬用として使われ、料理にはほとんど用いられませんでした。家庭で調理されるようになったのは第二次世界大戦以降です。。。


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<ブロッコリー>
 ブロッコリーは植物学的にはキャベツと同一種であり、キャベツと同様に地中海沿岸が原産地です。古代ローマではすでに食用にされていましたが、ヨーロッパ全体に広まったのは17世紀頃と言われています。日本に渡来したのは明治時代ですが、当初はあまり普及せず、急速に広まったのは1980年代になってからです。。。


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<ズッキーニ>
 イタリア料理やフランス料理に欠かせないズッキーニは、姿形はキュウリに似ていますが、カボチャの仲間です。このため、その歴史はほぼカボチャと同じです。原産地は北アメリカ南部で、16世紀頃にヨーロッパに伝わり、イタリアで選抜・改良されたものが定着したのは19世紀後半なので、かなり新しい野菜です。日本でも歴史は浅く、普及し始めたのは1980年頃からです。。。


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<チンゲンサイ>
 1972年は日中国交回復の年です。この時に中国ブームが起こり、いろいろな中国野菜が日本に入ってきましたが、チンゲンサイはその中でも最も日本人の好みに合い、人気となりました。中国の華中・華南地域が原産地とされていますが、アブラナ科葉菜類はもともと地中海沿岸地方が起源で、中国に伝わってから改良されたものです。。。


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 というわけで、様々な野菜の来歴を知るのもなかなか興味深いものではないかと思います。意外と古い時代に日本に伝来した野菜も多いことに驚かされます。そんな古代の時代から、人の往来は盛んだったんですね…(^_^;)

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2017年4月15日 (土)

いつ来たか?(3) When does they come to?(3)

 和食に欠かせない野菜がいつ来たのか???その第3弾です。。。

<ユウガオ(かんぴょうの原料)>
 ユウガオは特殊な作物です。国内では栃木県が大産地で、ほぼすべて干瓢(かんぴょう)に加工されます。果実の皮をむくように細長く削り、乾燥させると干瓢となります。言わずと知れた干瓢巻きの材料です。。。
 ユウガオそのものはインド・北アフリカを原産地とするウリ科植物で、平安時代にはすでな伝来し、枕草子や源氏物語の中にも記載されています。古くは滋賀県水口町(旧東海道五十番水口宿)が有名だったんですが、正徳元年(1711年)に水口藩主・鳥居忠英が下野国(現在の栃木県)に国替えになった際、その種子と栽培法を伝えたそうです。。。

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<トウガン>
 ウリ科作物には非常に来歴の古いものが多く、トウガンも例外ではありません。インドが原産と言われ、3世紀頃に中国に伝わり、5世紀頃にはすでに日本に伝わっています。奈良時代の正倉院文書にはすでに「冬瓜」「鴨瓜」の記載が見られます。収穫時期は夏場ですが、冬の寒い時期まで貯蔵できるので、「冬瓜(トウガン)」と呼ばれるようになったようですが、関西では「かもうり」、沖縄では「しぶい」と呼ばれています。。。

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<エンドウマメ>
 エンドウは大きく分けて、さやごと食用にする「サヤエンドウ」、未熟な豆を利用する「実えんどう」、完熟した豆を乾燥させて利用する「えんどう」の3つがあります。このため古くは穀物に分類されていました。原産地は中央アジアから中近東、地中海沿岸にかけての地域と考えられています。数千年前から存在し、古代ローマや古代ギリシアでも栽培され、エジプトのツタンカーメンの墓からも出土しています。その後、インドや中国を経由して日本へ伝わったのは8~10世紀頃と言われており、平安時代の文献にはすでに記載があります。当初は穀物として利用されていましたが、江戸時代頃からサヤエンドウを食用とするようになりました。花はツートンカラーのものと白色のものがあります。。。

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<シュンギク>
 シュンギクはトルコやギリシアなど地中海沿岸地方が原産地とされています。ただし欧米では観賞用として用いられ、野菜として利用し始めたのは中国だそうです。現在でも食用としているのは中国や日本、東南アジアの一部だけです。日本では鍋物に欠かせない野菜で、標準的には「シュンギク」と呼ばれますが、関西では「キクナ」と呼ばれます。日本に渡来した時期ははっきりとは判っていません。というのは、日本国内にはヨメナなど食用に出来るキク科の野草が多く、「春菊」と記載されていても実際にはどの種類なのかはっきりしないという事情があります。ただ、少なくとも室町時代には伝わっていたようで、江戸時代の「農業全書」や「菜譜」には栽培方法が記載されています。花はツートンカラーまたは黄色の鮮やかな色彩で、非常に美しく、花壇などに植えるとよく映えます。。。


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<お茶>
 最後は野菜ではありませんが、やはりお茶でしょう。お茶の来歴は歴史の教科書にも記載されており、非常に有名です。紀元前2700年頃にはすでに中国で利用されていたようです。奈良・平安時代の遣唐使や留学僧によってもたらされ、日本茶の喫茶に関する最初の記述は平安初期(715年)の「日本後記」とされています。。。

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 というわけで、随分ふるいものも多いようです。西洋料理や中華料理に使う野菜はどうなんでしょうか?そのうちこれらの野菜も特集してみたいと思います。。。









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2017年4月11日 (火)

いつ来たか?(2) When does they come to?(2)

 前回は和食に欠かせない野菜がいつ頃日本に伝来したのかをアップしましたが、その第2弾です。。。

<ホウレンソウ>
 ホウレンソウは雄株と雌株がありますが、花が咲くまでは区別できません。なので、あなたが食べたホウレンソウが男の子か女の子かは、判らないんです…(^_^;) この野菜はニンジンとよく似た伝来のしかたをしています。すなわち、原産地はアフガニスタンやトルコ、イランといった西アジア地域。そこから中国へ伝わったものは「東洋種」、ヨーロッパへ伝わったものは「西洋種」へと発展しました。西洋種は11世紀頃にスペインで栽培が始まり、16世紀にはヨーロッパ中に広まります。一方、東洋種は7世紀頃に中国に伝わり、日本に伝来したのは16世紀頃と言われています。日本に西洋種がやって来たのは明治時代に入ってからですが、クセのある味が当時の日本人には好まれませんでした。現在一般的に出回っているホウレンソウは、東洋種と西洋種を掛け合わせた交配種です。。。

雄株に咲く雄花

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雌株に咲く雌花

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<コマツナ>
 この仲間は複雑です。いわゆる「ツケナ」の一種なんですが、コマツナ・ミズナ・チンゲンサイ・ノザワナなど、多くのアブラナ科野菜と植物学上は同一種です。中国から入ったカブの一種をもとに交雑・改良して江戸時代中期に誕生したものと推測されており、現在の東京都江戸川区の葛西、小松川地域で栽培されていたので、「小松菜」の名が付いたようです。
関東では盛んに栽培されていましたが、全国に普及したのはここ20年くらいのことです。私の幼少時、関西にはコマツナは存在せず、「シロナ」というハクサイと紛らわしい名前のものが一般的でした。全国的にも「○○菜」と称する葉菜類が数多く存在しますが、いずれも栽培面積が縮小しつつあります。こういったものは地方の個性。ぜひ残してほしいものです。。。

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<レンコン>
 ハスの根、すなわち「蓮根」です。食用にする品種は白花が多いんですが、手持ちの写真がピンクのものしかないので、それをアップします。。。この野菜は非常に起源が古く、原産地は中国・エジプト・インドなど諸説ありますが、はっきりしていません。日本への渡来時期も、弥生時代にはすでに存在していたというのは驚きです・・・(@_@)

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<ナス>
 これも古い野菜です。原産地はインド東部と言われています。シルクロードを通じて東西に伝わり、中国に伝来したのはなんと紀元前5世紀頃。ヨーロッパへはだいぶ遅れて13世紀頃と言われています。ナスも日本にいつ頃来たのか、はっきりとは判っていません。正倉院文書には天平六年(734年)に「茄子」の記載がありますので、少なくとも奈良時代にはすでに栽培されていました。。。

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<シシトウ>
 逆に本種はかなり新しい野菜です。トウガラシやピーマンの仲間はすべて15世紀にコロンブスが中南米からスペインにもたらしたものが起源で、その後全世界へ広まっていくます。日本へもすでに16世紀には辛みのあるトウガラシが伝来しており、江戸時代には栽培されていました。明治時代には欧米から甘味種が導入されましたが、しばらくは定着せず、一般に広まったのは第二次世界大戦以降です。。。

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<キュウリ>
 和洋いずれにも使われる野菜で、その起源も比較的古いものです。原産地はインド北部からネパールにかけてのヒマラヤ山麓。インドでは少なくとも3000年以上前から栽培されています。ヨーロッパへ伝わったのは14世紀頃。中国を経て日本へ伝わったのはそれよりも早く、10世紀頃とされていますが、広く栽培されるようになったのは江戸時代からです。

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 野菜の伝来時期のお話。なかなか面白いシリーズなので、もう少し続けてみましょうか。。。




 

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2017年4月 8日 (土)

いつ来たか? When does they come to?

 前回は日本原産の野菜の花をアップしました。フキ・ミツバ・ウド・ワサビ・アシタバ・セリの6種類。。。では、現代の日本食に欠かせない様々な野菜はいつ頃日本にやって来たんでしょうか? そんな観点から野菜の花を眺めてみましょう。。。

<ダイコン>
 代表的な日本の野菜。それはやはりダイコンでしょう。スーパーなどでよく見かける青首大根・関西の聖護院大根・地方野菜の桜島大根や三浦大根・小さいはつか大根などなど・・・品種も非常に豊富です。ダイコンの原産地は地中海沿岸・中央アジア・中国などとされています。紀元前3000~2000年頃にはエジプトで食用とされ、紀元前500年頃には中国でも栽培されていたようです。日本へは中国・朝鮮半島から伝わったとされていますが、古事記に記載があることから、奈良時代(西暦700年頃)にはすでに伝わっていたようです。。。

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<ハクサイ>
 地中海沿岸が原産地なんですが、いわゆる「菜の花」です。ハクサイとして発達したのは中国。しかも丸く結球するようになったのは16~18世紀頃といわれています。日本に渡来したのは19世紀半ばの江戸時代末期のこと。最初は結球させるのが難しく、かなり試行錯誤があったようです。その後安定して結球する品種が育成され、一気に広まったのは大正時代~昭和初期のことですので、意外と新しい野菜です。。。

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<ゴボウ>
 ユーラシア大陸北部が原産地といわれ、ヨーロッパ~シベリア・中国東北部の広範囲に野生種が分布し、中国では野生種を薬用としたようですが、メインの食材として使うのは日本のみです。この植物、日本への伝来時期がはっきりしていません。一説には縄文時代だと言われています。当初は薬用だと思われますが、平安時代後期にはすでに食用にされていたとの事ですので、非常に歴史のある野菜です。。。

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<ニンジン>
 原産地は中央アジアのアフガニスタンです。ニンジンの日本への来歴は2つのルートがあります。一つはアフガニスタンからシルクロードを経由して12~13世紀頃に中国へ入り、その後日本へ伝わったもの。伝来時期は明らかではありませんが、西暦1600年台の書物には記載がありますので、少なくとも江戸時代初期には伝わっていたようです。このルートで伝来したものが東洋系ニンジンで、現在では金時にんじん(京にんじん)と呼ばれ、非常に鮮やかな朱色の根をしています。。。
 いっぽう、アフガニスタンからヨーロッパに伝わり、17~18世紀頃にオランダで作り出されたオレンジ色の品種が西洋ニンジンです。この系統は江戸時代後期に日本にももたらされ、明治時代以降に普及して現在では主流となっています。ただし、私が生まれ育った昭和30年代の関西地方では金時にんじんが主流で、オレンジ色のものはわざわざ「洋ニンジン」と呼んでいました。そしてカレーライスなどにも金時にんじんが使われていたのを思い出します。。。

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<ネギ>
 ネギは大きく分けて白ねぎと青ねぎがあり、東日本では前者、西日本では後者が主流になっています。どちらも食べる部分は「葉」です。白ねぎは土を寄せて日に当たらないようにして葉を白くするという、特殊な栽培方法を用います。ネギの原産地は中国西部~西シベリア南部のアルタイ地方といわれています。中国の古い書物にはすでに6世紀頃にその栽培方法が記されているそうです。日本へ伝わったのもかなり早い時期で、日本書紀(720年)にはすでにその名前が出てきます。。。

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 和食に欠かせない野菜も、モノによって随分伝来時期が違います。ハクサイが新しい野菜だというのは意外なんですが、結球する野菜は栽培するのにテクニックが必要。。。ということですね(^_^;)




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2017年4月 4日 (火)

日本原産 Japan original

 問題です。以下の6種類の野菜の共通点を述べなさい。
   ①フキ
   ②ミツバ
   ③ウド
   ④ワサビ
   ⑤アシタバ
   ⑥セリ

 正解は、これらは「日本原産の野菜」なんです。すなわち、国内に野生種が存在し、その野生種から栽培が始まり、日本以外ではそのような事例がありません。一部の作物、ジネンジョ・サンショウ・ミョウガ・・・なども日本原産とされる場合がありますが、少し微妙です。。。

 たまたまなんですが、これら6種類の日本原産の野菜の花の写真をストックしていますので、ちょっとご紹介しましょう。。。

<フキ>
 いわずと知れた「フキノトウ」です。もっとも、つぼみを食用にするのは雪解けの頃のつぼみの状態であり、花が満開の頃には、かなり青臭くなります。フキはよく育った葉柄が食用とされ、各地の山野に普通に見られます。特に北海道などでは林道脇に巨大なフキの葉が群生しているのをよく見かけます。。。

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<ミツバ>
 登山道の日陰の湿地に時折見かけますが、それがミツバであることに気付く人はほとんどいません。非常に可憐で、はかなげな花です。。。

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<ウド>
 これも山地には各所に生えています。野生のものは「山うど」と呼ばれ、山菜として扱われます。花は晩夏の頃に咲き、日当たりのよい高原などに群生していますが、ちょっと線香花火のような雰囲気です。。。

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<ワサビ>
 最もよく知られた日本原産の野菜で、「Wasabi」の呼び名で世界中に通用します。その昔、九州のとある山中で天然ワサビの群落を見つけたことがありましたが、天然物はなかなかの貴重品。今でも生えているのでしょうか。。。

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<アシタバ>
 日本原産の野菜の中では最も知名度が低いんですが、房総半島~紀伊半島の海岸沿いや伊豆諸島に自生し、特に伊豆諸島では野菜として通年販売されます。「今日、葉を摘んでも、明日には芽が出る」という強靭さ・生育の早さを持つため、この名が付いたそうです。。。

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<セリ>
 春の七草のひとつでもありますが、各地の湿地によく見かけます。若葉は香りが良く、おひたしなどに向きます。。。

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 ところで先月、東北地方へ行く機会がありました。「芹鍋」なるものをいただいたんですが、なかなかヘルシーで美味でした。もともと私は関西人なので、芹鍋は初体験です。炊き上がり時間を見計らって葉・茎・根に分けて盛り付けてあるのが、なかなか気が利いていて良かったです。。。

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 こんな感じです・・・(^_^;)

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 豆腐・鶏・ねぎも入り、春の香りを楽しめます・・・(^^)v

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 それにしても大きなお猪口…(@_@) まるまる一合入ってしまいます。。。

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